11月韓国盤DVD化、韓国映画評

 2013年11月に韓国でDVDとして刊行された(される予定の)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の平均値(満点10点)[下段はDaum]、投票総数は評価投票の総数で( )内は評論家の投票数[下段はDaum]、評論家評価平均はシネ21が選定した評論家の評価平均値、評価幅は評論家の最低評価-最高評価点、代表的な声は、評論家および一般ネチズンによる映画の一行評を見て、筆者がだいたいの傾向と思われるものを記述。

 なお、廉価版DVD再発の映画は除外している。

 一般的にはシネ21は映画マニアを自認する人がアクセスする傾向が強く、Daumはより幅広い層がアクセスする傾向にある。シネ21の評価が高く、 Daumの評価が低い場合はシネフィル向きのアート映画、逆にDaumの評価が高く、シネ21の評価が低い場合は娯楽プログラムピクチャーだと推測できる。また、評定者数が少ない場合は当然誤差が大きくなる。特にDaumで評定者数が1桁の場合は高得点が出る傾向にあるので注意。

 11月にDVD化された映画は、12月を控えてか少ない。この中での、最大の話題盤『隠密に偉大に』そして『かくれんぼ』『ミスター・ゴー』が続く。『隠密に偉大に』は、北朝鮮のエリートスパイが韓国社会に潜り込んで生活する様子をユーモアたっぷりに描いたネット漫画を映画化したということで、今年度前半のトップクラスのヒット作。ドラマ「太陽を抱いた月」などで人気を博しているキム・スヒョンの映画デビューということでも話題。限定版DVDにはロングバージョンと、一般バージョン、それに付加映像のついた3枚組となっている。来月にはロングバージョンを省いた2枚組の販売も予定されている。少なくとも前半部分は楽しめそうだが、マニア、専門家層の評価は今ひとつ。
 『かくれんぼ』は格差社会を背景に描いたスリラーのようだ。ただ、最後のクライマックスで前半のおもしろさが帳消しになったとの声が多い。マニア、専門家層の評価は前作より高め。『ミスター・ゴー』はゴリラが野球選手として活躍するというアクション・コメディ。国産のCG,VFX技術を駆使したキャラクターが話題になり、この技術に関する評価は、画像が自然で柔らかいと非常に高い。ストーリー展開については評価が分かれるところ。

 「多様性」映画については、20歳の男の子の家族からの独り立ちの試みを描いたインディーズ映画、『慶福』が評価が高いが評者の数が非常に少ないので、信頼に足る評価かどうかは不明。『ホリー』は学園ものの新派ドラマのようだが、まずまずの評点を得ている。

 なお12月には、比較的好評なスリラー『監視者たち』、伝染病パニック映画『風邪』、『7級公務員』の亜流との評もある『スパイ』、国内でもすぐリリースが予定されている難病もの『フェニックス -約束の歌』などが予定されている。

韓国盤Blu-rayのリリースは

11/22 『恋愛の温度』 Candle Media [韓英字幕]
11/22 『フランダースの犬(吠える犬は噛まない)』 CJ [韓英字幕]

12月に入って
12/26 『反則王』 Contents Zone [日韓英字幕]
12/26 『テラー・ライブ』 ビデオ旅行 [韓英字幕]
12/26 『隠密に偉大に』Candle Media [韓英字幕]

が予定されている。

画像




キーワード

スパイ
監視者たち
風邪
とげのある花
フェニックス -約束の歌(熱い別離)
かくれんぼ
ミスター・ゴー
ホリー
慶福
隠密に偉大に

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック