画面の鮮明さに驚嘆 肉体の門(1964) - 海外盤BDしかない日本映画

 田村泰次郎の小説「肉体の門」は鈴木清順監督(1964)と五社英雄監督(1977)によって映画化されているが、紹介するのは鈴木バージョン。国内盤はやはりDVDのみである。 あらすじはこちら 肉体の門(1964) Movie Walker https://movie.walkerplus.com/mv21219/  194…
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神々の深き欲望 - 海外盤BDしかない日本映画

 返還前アメリカ領であった沖縄八重山諸島で長期ロケを敢行して撮られた今村昌平監督による1968年作品で3時間近い長尺。 あらすじはこちら 神々の深き欲望 - Movie Walker https://movie.walkerplus.com/mv22374/  本作品は石垣島を中心とする八重山諸島で長期ロケを行って製作さ…
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哥 (長尺版) - 1972年ATG映画

 海外では実相寺「ブッディズム三部作」と呼ばれている最終作。劇場公開作は120分だがBlu-rayのみ137分の長尺版を見ることができる。 本作のあらすじはこちら 哥 - Movie Walker https://movie.walkerplus.com/mv19554/  実相寺昭雄が演出した『ウルトラマン』に「京都買…
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女囚701号/さそり - 海外盤BDしかない日本映画

 日本でDVDは出ているが、Blu-rayは海外盤しかない日本映画を紹介するシリーズ。まずは伊藤俊也監督の『女囚701号/さそり』(1972)である。 あらすじ等はこちら https://movie.walkerplus.com/mv19599/  女囚さそりシリーズはもちろん当時の日本でもヒットして同シリーズ作4作が作ら…
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赤い殺意 - 1964年日本映画

 今村昌平監督が生前、代表作の一本として自認していたという作品。いくつかの試練を経て、虐げられていて、かつ自己評価も低いある女性が、自分自身を確立していく過程を描いた作品。1960年代前半の世相や当時の女性の位置づけをよく表している一本。また1960年代を描いた鉄道映画としても貴重。DVDは、2004年にジェネオンから出された後長らく廃…
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無常 - 1970年 日本映画

 1970年、ウルトラマンシリーズの演出で知られる実相寺昭雄によって監督され、ATGによって製作された映画。本作は1970年ロカルノ国際映画祭でグランプリを受賞し、ATGによる低予算の、実験的映画や独立映画に対する支援策の知名度を高め、1980年代まで至るATG映画路線を確固たるものにした映画でもある。  なお、実相寺は4本の映画をA…
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韓国映像資料院 李晩熙監督『魔の階段』日本語字幕入りBlu-ray刊行 & 8月末youtube公開映画

 2019年7月4日、韓国映像資料院から李晩熙(イ・マニ)監督のミステリー映画『魔の階段』のBlu-rayディスクが発売された。もちろん本編日本語字幕付きである。本作の概要は以下の通り。 あらすじ  病院外科科長であるヒョン・グァンホ(金進奎 [キム・ジンギュ])は看護師ナム・ジンスク(文貞淑 [ムン・ジョンスク])と結婚しない…
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韓国映画『ホワイトバッジ』日本語字幕付Blu-ray発売

 1992年に作られた、韓国軍のベトナム戦争参戦を扱った韓国映画。また本作の上映は、おそらく韓国軍のベトナムでの戦争犯罪を大々的に扱った、初の機会でもあった。本作品は1992年東京国際映画祭でグランプリを受賞している。 本映画のあらすじ等はこちら 『ホワイトバッジ』 Movie Walker https://movie.wal…
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チェコスロバキア映画『大通りの店』

 1965年ポーランド映画。日本国内では2005年にNHK BSで放映されたのと、2017年、イメージフォーラムで開かれたチェコ・ニューウェーブ上映会で1回だけ上映された模様。ビデオディスクは国内では出ていない。おそらく、国内で配給権を持った配給会社はないのではないか。ホロコーストを扱った作品。  時は1942年。ナチが侵攻し、そ…
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あらためて映画『ガキ帝国』を評価する

 先日(2019.7.27)、NHKスペシャルで『半グレ: 反社会勢力の実像』が放映された。振り込め詐欺などの新しい要素が増えているものの、その一方でその本質は、3、40年前の愚連隊の時代からあまり変わっていないのではないか、という印象を強く受けた。その際思い出されたのは、大阪の愚連隊少年たちの群像を描いた井筒和幸監督の1981年の映画…
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『表現の不自由展』中止は表現の自由に対する危険な第一歩

「あいちトリエンナーレ2019」で行われている『表現の不自由展』が中止に追い込まれたという。 「表現の不自由展」中止に 少女像作品めぐり抗議が殺到 2019.8.3 朝日デジタル https://digital.asahi.com/articles/ASM833DC1M83OIPE003.html  これは、表現の自由に対…
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ジャニーズ事務所へ公取委注意の報道をめぐって

 7/17、NHKは、公正取引委員会がジャニーズ事務所に対し、元SMAPの三名に対し出演させないよう圧力をかけたとして注意を行ったと報じた。 「元SMAP3人の出演に圧力か ジャニーズ事務所に注意 公取委」 NHK 2019.7.17 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190717/k1001…
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韓国映画『工作: 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』

 まもなく(7/19)公開予定の韓国映画。韓国の工作員が北朝鮮に渡って、二重スパイをしながら北朝鮮の情報を得ようとするという、驚きの実話を映画化した作品で、娯楽映画としてかなり楽しめる。韓国の実話をモデルに作った映画というのは、大体過剰に脚色され、話がかなり盛られており、事実からかけ離れていることが多い。例えば以前紹介した『国家破産の日…
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朝日の「誤報」記事がハンセン病家族を救った?

 10/9付の朝日新聞朝刊で「ハンセン病家族訴訟 (国が) 控訴へ」との記事が出たが、その日の夕刊で記事訂正に追い込まれた。結局、その日の午前中の閣議で首相が控訴しないという決定をしたためである。  その後の各社の報道で、参院選中なので、控訴した場合の影響を懸念した、また小泉政権時のハンセン病患者訴訟の対応に倣った等の解釈がなされ…
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フーコー『言葉と物』の日本語翻訳をめぐって(3)

前項より続く 『言葉と物』の日本語訳をめぐって(3) そして、こちら 『言葉と物』渡辺、佐々木訳p. 103下- p. 104上 二次的言語(ランガージュ)によって解釈されるべき言葉 (パロール)の謎に、まだ中性的で特徴のない開いたままの可能性にすぎず、それを現実化し固定するのが言説(ディスクール)の任務である、…
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フーコー『言葉と物』の日本語訳をめぐって(2)

(前回より続く) さらに、こちら 『言葉と物』渡辺、佐々木訳 P83上 「古典主義時代のはじまろうとするところで、記号は世界の一形象であることをやめ、それが標識として示しているものに、類似もしくは類縁関係の強固な秘密の紐帯でつながれたものではなくなるのだ」 これは実は全く文法的には問題ない (そりゃ、そうだ。仏文学の…
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フーコー『言葉と物』の日本語訳をめぐって(1)

 最近、25年ぶりぐらいにフーコーの『言葉と物』 (新潮社版、渡辺一民、佐々木明訳) を読み直している。当時は読むのに非常に難渋した記憶があるが、再読しても、特に今 3, 4章に差し掛かっているが、やはり難渋する。何を言っているのか意味不明の個所が何か所も出てくる。だが、『監獄の誕生』( 田村 俶 訳)は、今となってはいささか用語が固い…
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『主戦場』のインタビュイー、ケネディ日砂恵がすっかり右翼から裏切り者扱いされているが...(2)

 一方、映画『主戦場』でIWG報告書についてインタビューを受けていたケネディ日砂恵氏のブログを調べてみたら、彼女自身『主戦場』をめぐってさらに記事を書いていた。 HKennedyの見た世界 「映画『主戦場』で言われた「立場の変化」とは」2019.5.23 http://hkennedy.hatenablog.com/entry…
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