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zoom RSS 就活は「受験産業化」可能か?

<<   作成日時 : 2017/06/09 23:56   >>

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ダイヤモンドオンラインのこちらの記事、

「早稲田塾が大量閉鎖、少子化だけでは済まない受験産業の異変」 鈴木貴博 2017.6.9
http://diamond.jp/articles/-/131004

 単純に受験産業が、少子化のため構造不況だ、という話ではなく、もっと複雑な構造を持つ (浪人率減少 etc.) というお話なのだが、この記事の末尾で強い違和感を持った。それは以下のくだりだ。

「一方で、重要なわりにまだ市場が大きくなっていないのが就活予備校だ。実質的に子どもの未来を決めてしまうという意味では、中学受験や大学受験で失敗するよりも就活に失敗する方がはるかに影響が大きいにもかかわらず、就活予備校は教育産業として育っていない。」

「就活教育は、受験以上に個別に個人の強みを引き出しながら、合格する可能性が高い企業への対策を考えて、伴走するサービスだ。その観点で言えば、東進ハイスクール型の「有力講師による最強コンテンツ」に力を入れるビジネスモデルよりも、早稲田塾型の「伴走ビジネスモデル」の方が、未来に通用するビジネスアセットとしては重要だ。

 おそらく今回の閉鎖決定で、来期以降のナガゼの業績は再び増益に転じるだろう。ただ長期的に見ると、今回の閉鎖が「第三の教育ビジネスの構造変化を取りこぼしてしまった」という後悔につながらなければいいと私は思うのだが、どうだろうか。」

要は現状の早稲田予備校の資源を、就活受験産業化に活かすべし、という主張だ。
代ゼミは就活産業化に先手を打っているというのだが... うーん、強い違和感が....

確かにどこに入れるかが問題、という意味では受験産業と同様、就活の市場化は可能かもしれないが、それをやって良いのかどうか...

すると、就活産業が、就活の方法を指南してくれるだけでなく、どこがブラック企業で、どこがホワイト企業かという指南までやってくれる?

あるいは、就活予備校がここはホワイト企業ですよと勧めた企業がブラックだったら、元就活生が、就活予備校の不適切な就活指導のお陰で精神的被害を受けたという損害賠償を起こす...?

なんだかブラックコメディのような社会だ。

それがなぜブラックコメディかというと、その行き着く先は、日本全社会の「学校社会化」だからだ。一億総学校社会化のどこが問題かというと、「学校社会」とは所詮リアルな実社会のシミュレーション、あるいは予行演習に過ぎないのに、そのシミュレーションが実社会全体を覆ってしまという本末転倒が発生するからである。

さらにいえば、大学入学 (学歴) は「個人資産」と考えられるのに対し、ある会社への「入社」は「個人資産」なのか、という根本的疑問がある。個人資産と思えないものに、受験産業として人は金を払うのか?

逆に言えば就活が受験産業として成立するなら、特定の会社への「入社」がある種の「特権」になることを意味するが、そんな社会が健全であろうか?

さらに言えば、シミュレーションが実社会との間に本末転倒が発生してしまうような社会に、国際競争力など付きうるだろうか?

こういうことさえ気付かなくなっていること自体に、日本社会没落の真の原因があるのではないだろうか。

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