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zoom RSS NHK朝の連ドラのキーワードは「分かりやすさ」

<<   作成日時 : 2013/01/02 12:36   >>

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 以前『梅ちゃん先生』の演出のひどさを指摘した。後半の『純と愛』も、たまに見たり、総集編を見てみると、最近のNHK朝の連続ドラマのキーワードは「分かりやすさ」のようだ。

 前半の『梅ちゃん先生』に関して言えば、ステレオタイプの演出と、ナレーションによる解釈の押しつけで「分かりやすさ」を担保しようとしていた。『梅ちゃん先生』は最近のNHK連ドラとしては高視聴率を記録したそうであるが、私の個人的な見解としては、とてもあのひどい演出のおかげだとは思いたくない。それよりもキャスティング、堀北真希人気ではないかと疑っている。もしあの演出のおかげなら日本の視聴者の質も落ちたと言わざるを得ないだろう。

 後半の『純と愛』は脚本家に『家政婦のミタ』の遊川和彦を起用している。まじめに見ているわけではないが、彼の脚本を見る限りではかなり韓国ドラマのストーリーテリングの方法を応用して分かりやすさを確保しようとしているようだ。
 まず、朝の連ドラらしくなく、純の父親や愛の母親など結構悪役が出てくる。愛が人の心を読めるという設定は、当初、非常に安直な設定という気がした。しかし、どうもこの設定は、韓国人のように思いっきりホンネを言わない(言えない)日本人に、韓国ドラマのようにホンネとホンネをぶつかり合わせるための仕掛けであるようだ。
 また、うまくいったと思ったら、暗転するという仕掛けも韓国ドラマ的。但し、その「うまくいく」が韓国ドラマのようにすっきり上がりきるのではなく、もう少しでというところでころげ落ちてしまうというのは日本的か。上がり下がりが今ひとつ鮮明でないという点で。
 主人公の純の「正義感」を振り回す単純直情が「うざい」という意見もあるようだが、その単純直情が常に敵の存在によって挫折に追い込まれていくことで、ドラマ全体としての押しつけがましさ、および単調さは回避されていると言えるだろう。役割葛藤がキーポイントになっている点も、個人的には高評価。
 また、若者たちがなかなか結婚しない(できない)世相に対するメッセージも明確。特に経済不況をバックに、作今の女性が保守化し、専業主婦指向(「男に幸せにしてほしい」生活保障を求める指向)が増加する一方で、男性も非正規、低賃金労働が増え、それが結婚へのハードルを上げ、ますます結婚しない・できない状況を加速させていると言われる今日、逆に、男に経済的依存を求めるのでなく、自分が男を養っていくぐらいの気概がないとだめだよ、というメッセージは快い。「私を幸せにしてくれる男どこかいないかしら」という発想ではなく「この人となら、一緒に不幸になっても悔いはない」という発想に切り替わらない限りこの状況は変わらないという、遊川和彦の状況認識&メッセージに拍手。
 「恋愛結婚=幸福」という思い込みは間違いで、「恋愛結婚=不幸への一里塚」ぐらいに思っておくのが正解だろう。それでも恋愛結婚を選択する、という人が選択すればいいのであって、あくまで生活保障を求めるならば、むしろ今こそ見合い結婚が見直されるべきではないだろうか?

 NHK朝の連ドラは、同じ「分かりやすさ」を追求するにしても、東京局製作の前半は「退歩」的(「ニッポンを取り戻せ」的か?)、大阪局製作の後半は「前進」的、すなわち実験精神旺盛と私は見ているのだが、皆さんのご意見は、如何だろうか?

 ただ、「純と愛」で一つ違和感があるのは方言演技。純の父は大阪弁、純の母は沖縄なまりのヤマト口である以外はほとんど完璧な標準語。純ももうすこし沖縄風イントネーションで喋っていても良いはずだし、大阪のホテルの同僚も、もちろん仕事上は標準語を使うのだろうけれど、大阪なまりのイントネーションで喋っていても良いはずだが...

演出があまりにもお粗末「梅ちゃん先生」
http://yohnishi.at.webry.info/201204/article_8.html

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