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zoom RSS リメーク版『下女』 - 韓国映画

<<   作成日時 : 2011/02/15 18:00   >>

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画像 オリジナルは、キム・ギヨン監督の韓国映画史上燦然と輝く1960年作品。それを2010年、イム・サンス監督がリメークしたというもの。チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ、ソ・ウらが主演。

 純粋というか、男女関係に関しては、足りないのではないかと思わせるほど疎い、貧しい女性ウニ(チョン・ドヨン)。離婚後、食堂でアルバイトをしながら生活していたある日、短大の育児教育科を出ていたという学歴を買われ、上流階級の女中(下女)として雇われることになった。その家の主人はピアノを弾くことが趣味のホン(イ・ジョンジェ)、現在双子妊娠中の「奥様」ヘラ(ソ・ウ)、そして人懐っこい娘のナミ(アン・ソヒョン)。そして先輩女中ビョンシク(ユン・ヨジョン)に、たびたび家にやってくるヘラの若き母親(パク・ジヨン)。
 ホンは外見は紳士に見えた。しかし、妻が妊娠中でセックスに満足できないと、ウニの部屋を訪れる。ウニは何の考えもなしに主人に体を許してしまう。だが、ウニはそのため妊娠してしまった。自分が妊娠したことにも疎いウニ。だが、先輩のビョンシクは彼女の体の異常に逸早く気付いたのだった。実はビョンシクはヘラの実家から連れてこられた女中。何かあれば真っ先にヘラの母に報告しなければならない立場だった。ビョンシクは内心、ウニに同情しながらも、この件を真っ先にヘラの母に報告する。
 事態に気付いたヘラの母は、事故に見せかけてウニを2階から転落させ、入院させて、いったんホンとの接触を断たせる。そして産婦人科医に診察させて、妊娠を確認する。事態をすべて金で解決しようとするヘラの母。そんな母の動きに気付いたヘラは、自分の知らないうちに事態を進めようとする母に不満を言う。
 一方、「下女」としては莫大な金額を提示されたウニは、金に執着することなく、無邪気に子供を産みたいと願うのだが...

 キム・ギヨンの『下女』のリメークという触れ込みである。たしかに、主人が下女に手を出すという点では共通だが、コンセプトは全く異なり、キム・ギヨンの『下女』がどのようにリメークされているかという関心から見るとがっかりすることになる。
 むしろ、『美しき青年、チョン・テイル』の下女版といったところだろうか。そこがイム・サンスらしさというべきか。ある種、金至上主義の、金で人間の尊厳を踏みにじってしまう人々に対する批判という色彩が濃い。それは韓国で拡大する格差社会への抗議という意味合いもあるのだろう。ただ、キム・ギヨンの『下女』には、かす札が集まってしまうと、それが逆転していく、そういう下剋上的な逆転の色彩があるのだが、イム・サンスの作品はその点がどうなのか... 最後を胸のすくような逆転劇と思えるのかどうかはちょっと微妙。むしろ最後の巻が失われてしまったキム・ギヨンの『陽山道』のような感じを私は受けたのだが... 演出や演技力、心理的葛藤の表現はもちろん文句なしなのだが...

 本作品は大阪アジアン映画祭2011で3月に国内公開が予定されている。韓国では2010年5月13日公開、カンヌ映画祭出品効果か俳優効果か観客動員数は228万9700余りだったようだ(KOFIC数字)。

 なお、韓国盤DVDの画質は優秀で、韓国盤の水準を維持している。

原題『하녀』 英題『Housemaid』 監督:임상수
2010年 韓国映画 カラー

DVD(韓国盤)情報
発行販売: PRE.GM 画面: NTSC/16:9(1:2.35) 音声: Dolby5.1 韓国語 本編:106分 リージョン3
字幕: 韓/英(On/Off可) 片面二層(初回限定のみ2枚組) 2010年 9月発行 希望価格W22000(1枚組)

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