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zoom RSS 血縁に頼らない代替家族の可能性を追求する 『5人は多すぎる』

<<   作成日時 : 2010/07/15 00:18   >>

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画像 『僕の歌は...』を撮った高校教師と自主映画監督の二足のわらじを履くアン・スルギ監督の作品。テーマはソン・ギヨン、キム・テヨン共同監督の『家族の誕生』に重なる部分がある。

 母子家庭に育った16歳の家出少年ドンギュは、友人チョルミンの家に転がり込んでいる。実はチョルミンにはユミという彼女がいるのだが、ドンギュはそこに転がり込んでお邪魔虫状態。実はユミはチョルミンとつきあいながらも、ドンギュにもちょっと心が揺れている。しかしそのドンギュはガソリンスタンドのアルバイトも首になり追い詰められる。そこで使用が禁止されている使い捨て商品を使っている店を通報して懸賞金を稼ぐために、ある弁当店の写真を撮って逃げようとするが、そこで店員として働いているシネが、彼を捕まえようと投げた石が当たって気絶する。

 彼はその場で記憶喪失になったふりをして、責任を感じて彼を介抱して家に連れてきたシネの家でそのまま暮らし始める。だが、彼が外で写真を撮っているのを見たシネは、ドンギュが記憶喪失のふりをしたのを知り、彼を自宅に連れ戻す。
 ところがシネは、バス停で、時々行っていた韓国食堂で働いていた朝鮮族の女の子ヨンヒが行く当てもなく座っているのを見つけ家に連れてきてしまう。そこへ再びドンギュがシネの家に舞い戻ってくる...

 先も述べたように本作は血縁のないもの同士での家族の可能性を描いた作品で、『家族の誕生』とテーマ的にかぶるが、本作の方が先行。アン・スルギ監督作品としては『僕の歌は...』の前の作品に相当。
 社会的に自分の居場所が見つけられない(その背景には貧困がある)人々が、血縁に関係なく(つまり韓国社会のロジックから外れて)、お互い助け合って家族になる可能性を示唆する作品。『僕の歌は...』同様社会的弱者への暖かい視線が印象的な作品。

 本作は『ファイブ・イズ・トゥー・メニー』として韓国エンタテインメント映画祭2005 in 大阪にて上映されている。

 韓国盤DVDに関して言うと、オリジナルはDVだと思われるので、解像度的には限界もあるが、画像自体は鮮度が高く生々しい。

原題『다섯은 너무 많아』英題『Five is too Many』監督:안슬기
2005年 韓国映画

DVD(韓国盤)情報
発行 KD Media 販売:Indy Story 画面: NTSC/16:9(1:1.85) 音声: Dolby2 韓国語 
本編: 82分 リージョン3(実際はALL) 字幕: 韓/英 片面一層 2006年 10月発行 希望価格W

アン・スルギ監督『僕の歌は...』映画評
http://yohnishi.at.webry.info/201003/article_5.html

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