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zoom RSS チェ・ミンシク4年ぶり出演映画 『風がとどまる場所ヒマラヤ』

<<   作成日時 : 2009/10/24 21:56   >>

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画像 『鳥は双曲線を描く』『黒い土の少女』などで知られる、インディー映画監督、チョン・スイル監督の最新作。『シュリ』等で知られるチェ・ミンシクの久々の映画出演作でもある。

 サラリーマンであり、キロギ・アッパでもあるチェ(チェ・ミンシク)は、会社からリストラされてしまう。ちょうどその時、弟が経営する工場の工員でネパール人のドルジが、違法滞在の取締りから逃れようとして交通事故に遭い亡くなってしまう。そこでちょうどリストラに遭いやることのなくなったチェは、ドルジの遺灰と見舞金をネパールの遺族に渡すよう頼まれ、単身韓国を離れネパールに旅立つ。
 ドルジの故郷は、ネパールの首都カトマンズからさらにプロペラ機で飛んだヒマラヤ山中のシェルパ族の村。その村へは飛行場からさらに延々と徒歩で行かなければならない場所だった。高山病でスーツケースをとても自分で運べないチェは、シェルパ族のポーターを雇って村を目指すが、スーツケースを軽々とはこぶシェルパの足取りに、場違いにも背広とネクタイ姿で手ぶらのチェは追いつくことができないのであった。ついに高山病でダウンしたチェは、通りかかった村人のヤクの背に揺られてドルジの村へ。
 ドルジの家に着くや否や2日間寝込んだチェ。ようやく起き上がって家族に挨拶するが、話(英語)が通じるのは小学生のドルジの息子一人。他の家族はドルジの妻と赤ん坊、それにドルジの老親二人であった。チェはなぜかドルジが亡くなったとは家族に言えず、お金を渡すと「ドルジはOK」と言うのみであった。妻から手紙を預かっているはず、と言われると休暇中で旅行ついでに寄っただけだと口を濁す。こうして遺灰を家族に渡せぬまま、あてもないドルジの家でのチェの居候生活が始まった...

 ドルジの遺灰を家族に手渡すことにかこつけて世知辛い韓国を逃げ出してきたチェが、ヒマラヤ山中の村の中でぼーっと村人の生活を眺めたり、子供の相手をしたりしてすごしながら休養しながら、再び韓国社会に立ち向かっていく気力を養っていく模様を、観客たちもチェの姿を通して追体験していくという趣向の映画。その中でヒマラヤの山岳民族の死生観に触れたり、生活のリズムを体で感じていく中で、再び生きていく気力を取り戻していく姿が描かれる。映画の作り自体はかなり異なるものの、位置付け的には篠原哲雄監督の『深呼吸の必要』あたりとかなり近いものがあろう。
 映画の中では、もともとドルジの息子一人としか言葉が通じないこともあって、チェ自身の台詞らしい台詞はあまりない。映画をストーリーで語らせず、映像自体で語らせようとするチョン・スイル監督の趣向が先走った映画であるが、ヒマラヤの村の映像のすばらしさが、映画に説得力を与えている。ぜひ大画面で見るべき映画と言えよう。

 本作品は日本未公開だが、本年11月韓国映画ショーケース2009にて上映が予定されている。

 なおDVDに関してだが、画質は「HDリマスター高画質」とあるがテレシネの解像度は残念ながら今ひとつ。

原題『바람이 머무는 곳 히말라야』 英題『Himalaya, Where The Wind Dwells』 監督:정수일
2009年 韓国映画

DVD(韓国版)情報
発行・販売:WIDE MEDIA 画面: NTSC/16:9(1:1.85) 音声: Dolby5.1/2 ネパール・英・韓国語
本編: 94分 リージョンALL 字幕: 韓/英 片面ニ層(2枚組) 2009 年 9月発行 希望価格W25300

韓国映画ショーケース2009
http://filmex.net/mt/office-info/2009/10/2009_1.html

▼2010.12付記 『ヒマラヤ、風がとどまる場所』の邦題で国内盤DVDリリースが決定

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