テーマ:台湾映画

クーリンチェ殺人事件のBlu-ray & DVDが遂に発売に!

 かつてLD および VHSは出ていたもののDVDの発売がなかった揚徳昌監督の『クーリンチェ殺人事件』4時間版のBlu-ray & DVDがクライテリオンから発売になった。 https://www.criterion.com/films/28596-a-brighter-summer-day  この映画のLD中古で確か1万円…
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『女朋友。男朋友』 - 「ORZボーイズ」の楊雅喆(ヤン・ヤーチェ)監督4年ぶりの新作

 非常に感銘深かった『ORZボーイズ』の楊雅喆監督の4年ぶりの新作と聞けば、当然期待せざるを得ない。今年度、第49回台湾金馬奬7部門にノミネートされ、最優秀女優賞および観客賞に輝いている。  2012年台北。ある女子中学校で学校でショートパンツをはかせろ、と生徒たちが示威行動を行った。学校は大混乱。首謀者格の生徒たちが職員室へ集め…
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『愛到底』 - 台湾イケメン男優カタログ! オムニバス映画

 愛に関するオムニバス映画だが、さながら今時の台湾売れっ子イケメン男優カタログのような映画。 第1話『三声有幸』監督:ギデンズ  阿正(范逸臣)は病院で小路(莫子儀)という男に声をかけられる。自分と声が同じなので話かけたのだという。彼は不治の病でまもなく死ぬという。だが彼が死ねば母親(李靜美)は死にかねない。だから、自分が死んだ…
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『走出五月』-恋愛&肉親への情愛を描くも、穿って見れば極めて政治的

 祖父母への愛情と恋愛を絡めて描いたロマンス台湾映画であるが、新台湾アイデンティティを定義しかねない『セデック・バレ』に対抗した作品だと考えると、実は極めて政治的・イデオロギー的意図が隠されているのではないかと勘ぐりたくなる映画。  台北の音大に通って、シンセサイザー音楽を専攻している大学生、李正森(柯有倫)は「国際駐村芸術家計画…
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恋人たちの思いへの心理主義的接近 - 台湾映画『河豚』

 『乱青春』の李啓源監督によるラブ・ロマンス映画。『乱青春』もいささか実験的な心理主義的アプローチが目立ったが、本作も美しい映像を駆使した心理主義的、象徴的表現で、揺れる情感を描写する。  夫と二人暮らしの小尊(潘之敏)は、台北の百貨店でエレベーターガールとして勤務している。毎日大勢の客を前にお辞儀を繰り返す日々。彼女は大切な夫の…
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初恋回顧の大ヒット台湾映画 - 『あの頃、君を追いかけた』

 1990年代の青春時代を回顧する台湾のラブロマンス映画。原作は小説家、九把刀(Giddens)の同名の自伝小説で、原作者が脚本&監督まで担当している。  柯騰こと柯景騰(柯震東)は、台湾中西部の中都市・彰化にある私立の精誠高級中学(実在の学校)の生徒。彼は勉強のやる気のない劣等生で、いつも仲間とつるんでは悪ふざけをしていた。そん…
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『セデック・バレ』 - 新台湾ナショナリズムを象徴する大ヒット映画 (3)

 基本的には本映画のストーリーは、1930年に植民地化台湾中部で起こった、台湾先住民・セデック族による大規模な抗日蜂起事件を描いた邱若龍のマンガ『霧社事件』(1990年,時報出版,邦訳: 江 淑秀・柳本通彦訳,1993,『霧社事件 - 台湾先住民、日本軍への魂の闘い』,現代書館、なお原著は台湾では映画公開に併せて『漫画・巴&#33802…
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『セデック・バレ』 - 新台湾ナショナリズムを象徴する大ヒット映画 (2)

第1部「太陽旗」あらすじ  第1部のタイトルとなっている「太陽旗」とは日本軍旗である旭日旗のこと。  映画は冒頭霧社蕃とブヌン族カンタバン蕃との戦闘から始まる。危ういところを切り抜けて、相手の首を見事出草し、自分の村マヘボ社へと帰って行く青年。その功で彼は勇者の証である入れ墨を入れて貰う。それが若き日の、後のマヘボ社頭目、モーナ…
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『セデック・バレ』 - 新台湾ナショナリズムを象徴する大ヒット映画 (1)

 2011年の秋に公開された台湾映画。1930年、台湾の原住民が引き起こした反日蜂起である霧社事件を描いた作品。一種の台湾版「ダンス・ウィズ・ウルブズ」、否「硫黄島からの手紙」と言うべきか。右翼が反日映画だと騒いでいたので知っている方も多いだろう。監督&脚本は『海角7号』の魏徳聖(ウェイ・ドーション)。撮影は泰鼎昌、美術に日本の種田陽平…
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『医生(Doctor)』 - 鍾孟宏監督のドキュメンタリー[台湾映画]

 『停車』『4枚目の似顔絵(第四張畫)』を撮った鍾孟宏(チョン・モンホン)監督が2006年に発表したドキュメンタリー作品。子供を失う痛みを克明に記録した秀作。  温碧謙医師はアメリカ・フロリダ州にある、マイアミ大学病院に勤める放射線腫瘍治療の権威。彼のもとには世界各地から小児癌の患者が治療を求めて訪れる。彼は今、ペルーから来た13…
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チャン・ツォーチ監督『愛が訪れる時』

 『チュンと家族』『最愛の夏』『きらめきの季節/美麗時光』等で知られる張作驥(チャン・ツォーチ)監督の第6作。独特の詩情を持つ作風で知られる。張作驥は国内劇場公開作は2作しかないが、映画祭ベースではかなりの作品が国内公開されている。  呂来春(李亦捷)は16歳の少女。彼女が生まれ育った家は中華料理店を経営している。父の黒面(林郁順…
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映画『セデック・バレ』が台湾で大ヒット

 本作品は日本の植民地時代台湾で起きた、ポリネシア系セデック族によって起こされた反乱事件、霧社事件を扱った映画。監督は魏德聖。9/9から台湾で公開が始まったようだが、9/13の朝日新聞の報道によると、台湾では熱狂的に支持されているようだ。国民党も民進党もこぞって絶賛だそうだ。  一方、日本のネトウヨ君たちは困惑の体。 例えば…
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おしゃれな女の子感覚にあふれた台湾映画『台北カフェ・ストーリー』

 台湾で人気の桂綸鎂(グイ・ルンメイ)主演のおしゃれな映画。台北で姉妹が営むカフェの物語。  OLのドゥアル[朵兒](桂綸鎂)はケーキ作りが得意。彼女は自分の特技を生かして自分のカフェを開きたいとずっと思っていた。とは言えかなりの元手が必要だ。幸い親戚のおばさんが大陸に移住することになり、…
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少年の心のロードムービー 台湾映画『4枚目の似顔絵 (The Fourth Portrait)』

 『停車』の鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の最新作。父親と死に別れた10歳の少年の精神的ロードムービー映画。  小翔(畢曉海)は台湾の田舎に住む10歳の少年。父親は母親((郝蕾)と別れ、彼は父一人子一人で生活していたが、父親が病気でなくなってしまい天涯孤独になってしまった。学校に来ても弁当がなく、お昼には先生の弁当を…
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思わぬ拾いもの 台湾短編映画集DVD『天黒.夏午.闔家觀賞』

 台湾の新鋭による短編映画集DVD。3作品に特に関連はないようだ。いずれも印象的な作品であり、今後の映画界での活躍が楽しみな監督たちだ。  第1作目は張榮吉監督の『天黒(The End of Tunnel)』(2008年, 37分)。盲人の音楽の好きな男子高校生と、失恋の痛手を受けたばかりの女子高校生の心の交流を描く。  目の見…
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台湾の葬式コメディ映画 『お父ちゃんの初七日(父後七日)』

 2010年台湾映画。父親の葬儀の模様をコメディタッチで描いた作品で、いわば台湾版の『お葬式』。  台北でキャリアウーマンとして働く阿梅(王莉雯)の故郷は台湾中部、彰化。だが病院に入院していた父親(太保)が亡くなり、帰省することに。同時にやはり台北で大学に進学してたいとこの小荘(陳泰樺)も、阿梅の兄で喪主であり、父親…
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レネ・リウに捧げられた台湾映画『徴婚啓事(パーソナルズ)』

 1998年、台湾の奇才、陳國富によって撮られた作品。お見合いを繰り返す女性の複雑な心境に焦点を当てた映画。  病院の眼科医であるウー(劉若英[レネ・リウ])は、ある心境の変化により、病院を辞め、自分の生活を変えようと新聞に求婚広告を出す。そして何人もの男性と次々と見合いを繰り返すのだが、なかなか意中の男性に出会わない。ある男は自…
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台湾盤ビデオディスクの注目リリース

一つ目は、 侯孝賢1995-2001經典電影系列 Hou Hsiao Hsien Film 1995 - 2001 Collection のリリース。  『好男好女』『南國再見,南國(憂鬱な楽園)』『海上花(フラワーズ・オブ・シャンハイ)』『千禧曼波(ミレニアム・マンボ)』の4作品が含まれる。出版元は台聖多媒体/三視電影(S…
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外国人労働者の立場から台北を見た映画『ピノイ・サンデー』

 NHKが資金援助してアジア映画の製作をプロモートするプロジェクトの一環として作られた台湾映画。外国人労働者の視点から切り取られた台湾の風景が新鮮!  台北で働くフィリピン人労働者のタド(Bayani Agbayani)とマニュエル(Jeffrey Quizon)は自転車工場で働く親友。タドは真面目で働き者、一方マニュエルは愉快な…
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台湾新進監督のショーケース『台北異想』

 台湾の新進監督8名による全長95分のオムニバス映画。台北の朝6:00から翌朝6:00までの24時間を8本のショートフィルムでつないでいく。  『晨之美』は6:00-9:00までを、『午後3時の初恋』、『聴説』の鄭芬芬監督が描く。高い木の上に登ってしまって降りられなくなってしまった子猫を救おうとする人々の人間模様を描く。  9:…
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実験的ラブストーリー映画である、台湾映画『有一天』

 侯孝賢がプロデュースし、侯季然(ホウ・チーラン)が監督したラブストーリー。映画を流れる時間がエッシャーのだまし絵のように巡回する実験的作風。  2009年、高雄。そこに住む職業高校に在学する女の子、欣穎(謝欣穎[Nikki Hsin-Ying Hsieh])は、幼い頃、船員だった父を海難事故で亡くし、母(姚坤君)と二人暮らし。週…
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莫子儀主演『海角7号』に続く台湾の音楽映画『一席之地』

 中国人映画監督フォ・ジェンチイ監督が台湾で撮った『台北に舞う雪』にも出演していた、中国の人気歌手兼俳優、莫子儀(モー・ズーイ)が出演する作品。台湾社会の伝統的な側面から現代的な側面までの断面図を描く作品。  天才歌手「莫子」と書かれた宣伝用飛行船の飛ぶ空の下、台北の近郊にある山の斜面にある墓地で一組の父子が紙愴1)を汗水垂らして…
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TIFFにスルーされた傑作 鄭文堂最新作 『眼涙』 Highly Recommended!!

 日本でも『深海 Blue Cha-Cha』が公開された鄭文堂(チェン・ウェンタン)監督の2009年最新作。麻薬捜査にこだわる頑固な老刑事とビンロウ売りの娘の因縁を描く。  老郭(蔡振南)は60歳を間近に控えた高雄の老刑事。彼は容疑者の取り調べの際、自白させようとすぐ暴力に走ろうとする若い刑事たちを牽制する一方、休日には老人ホーム…
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TIFFで上映予定 台湾映画『ズームハンティング』

 今年の東京国際映画祭のアジアの風部門は最近躍進著しい(だが日本では今ひとつ注目度が高まっていない)台湾映画特集のようだ。SPOが二年前に躍進著しい台湾映画に目をつけ「2008台湾映画シネマ・コレクション」と題して、韓流の二匹目のドジョウを狙っていち早く仕掛けたものの不発で、その後が続いていない(2008の年号を入れたのはその後2009…
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Sony Music Taiwanから出た中影DVDの画質

 先日Sony Music Taiwanから台湾、中央電影の三作品(『恋々風塵』『恐怖分子』『熱帯魚』)のデジタルリマスターDVDが出ていることを書いたが、注文していたDVDが実際に来たのでその画質を報告しよう。  DVDの画像フォーマットはパッケージには明記されていないものの、アナモルフィックで収録され、ダイナミックレンジの広い…
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Sony Music Taiwanから 恐怖分子他 DVD等発売

 YESASIAのサイトを見ていたら、愛台北A套裝3DVD (I love Taipei DVD A set )と称して、『恐怖份子』、『戀戀風塵』、『熱帶魚』をセットにしたデジタルリマスターのDVDが出たようだ。 Sony Music Entertainment Taiwanのサイトを見ると http://www…
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極道の道に入っていく少年たちを描いた台湾映画『マンカ (Monga)』

 艋舺(マンカ)とは台湾、台北市万華区の一帯のこと。有名な龍山寺や、「台北の池袋」若者の集う西門などを擁する地域。マンカとは、元々は先住民の平埔族の言葉で小舟の意味。それに日本の植民地時代に日本式の漢字読みで「万華」の字が当てられたが、元々はミンナン語読みで本来の「マンカ」という地名を表すために「&#3335…
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2010年上半期台湾大ヒット映画 『一頁台北 (さよなら台北)』

 本年度ベルリン国際映画祭で最優秀アジア映画賞を受賞した台湾映画。台湾でも今年大ヒットとなった作品。夜の台北の街をファッショナブルに描いたロマンス&活劇映画。  小凱(姚淳耀)は大学を卒業したフリーター。今は家業の中華そば店で仕事を手伝っている。彼には大学時代から付き合っていたフェイという彼女がおり、彼女とパリに行こうと約束してい…
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台湾の児童映画 『新魯冰花・孩子的天空』

 1980年代台湾ニューウェーブに侯孝賢らと共にその一角を占めた陳坤厚の最新作。最近どのような作品を撮っているかという興味でDVDを購入してみた。本作品は1989年の映画『魯冰花』(監督: 楊立國)のリメークで、原作は同名の鍾肇政の小説。地方に赴任した若い美術教師が、ある児童の才能を見い出すが、周囲の様々な社会的圧力に遭うという話。 …
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