テーマ:台湾

台湾とアヘン2

 さてまたまた駱芬美 著, 2014,『被混淆的臺灣史 - 1861-1949之史實不等於事實』, 時報出版 の内容紹介である。  日本による植民地化抵抗運動は、朝鮮が激しく、台湾では大した抵抗がなかったかのように誤解されている。しかし植民地化当初の抵抗運動の規模 (犠牲者数) を、当時の人口から勘案すると、実は台湾の方がはるかに…
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なぜ再び台湾で民進党政権が成立したか

 かつて2000年に陳水扁、民進党政権が一旦成立したが、2008年馬英九率いる国民党に敗れ再び下野した。その後8年間国民党政権が続いたが、今年蔡英文総統の下、再び政権に返り咲いた。  そもそも2008年、民進党が馬英九に破れたのは民進党の経済政策の失策が問われたからである。結局台湾の経済界は、両岸貿易の推進、大陸との関係改善を必要…
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呉鳳伝説と台湾総督府

 今回も駱芬美 著, 2014,『被混淆的臺灣史 - 1861-1949之史實不等於事實』, 時報出版からの内容紹介である。  呉鳳とは18世紀台湾の人で、漢族と原住民の融和を図ったとされる人物であり、その死後大きな廟が建てられ、現在でも神のように崇められている。現在も嘉義県中埔郷にある呉鳳廟には、彼のプロフィールとして次のように…
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台湾は中国にとっての「沖縄」である。

 いよいよ台湾に久しぶりの民進党、蔡英文政権が出帆する。これを前に中国は中国からの観光客を制限するなどの嫌がらせを行っているなどのニュースが伝わっている。  おそらく習近平政権は経済的利益を盾に力づくで台湾を抑え込めると踏んでいるのであろう。台湾は台湾で独自の歴史やアイデンティティを持っているのだが、大陸の中国人の大半はそんなものには…
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台湾とアヘン

 先日家内と台湾旅行に出かけて、たまたま入った書店で台湾史の本を見つけて買って読んでいるのだがこれがなかなか面白い。  本は、駱芬美 著, 2014,『被混淆的臺灣史 - 1861-1949之史實不等於事實』, 時報出版  私は中国語は全くできないのだが、繁体字で書かれていることもあって、殆ど漢文の素読の要領で90%は読めてしま…
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改めて、台湾映画『海角7号』が提示していた日本人像が示唆するもの

 年末韓国に行ってきたのだが、改めて韓国における福島原発事故に伴う水産業界における風評被害ぶりを確認。向こうの人の話では、魚類、海鮮料理店の売り上げは80%減少、店をたたむところも後を絶たず。会社の会食では(韓国の飲食業界では、この売り上げが重要)、海鮮料理店に行くことは絶対あり得ないという状況。もちろん韓国政府は東海(日本海)側に放射…
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台湾盤BLU-RAY画質

Blu-rayフォーラムに台湾盤の画質に関するコメントが載っている。 http://forum.blu-ray.com/showthread.php?t=125989&page=2 30枚ほどの台湾盤Blu-rayを買ってみての傾向だそうである。 1. BitWel/Sheng Chi (位佳多媒體股份有限公…
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映画『セデック・バレ』が台湾で大ヒット

 本作品は日本の植民地時代台湾で起きた、ポリネシア系セデック族によって起こされた反乱事件、霧社事件を扱った映画。監督は魏德聖。9/9から台湾で公開が始まったようだが、9/13の朝日新聞の報道によると、台湾では熱狂的に支持されているようだ。国民党も民進党もこぞって絶賛だそうだ。  一方、日本のネトウヨ君たちは困惑の体。 例えば…
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アイデンティティクライシス描写の光る『陽陽(ヤンヤン)』 -台湾映画-

 『一年の初め』が昨年10月、都内でレイト上映された鄭有傑(チェン・ヨーチェ)監督の長編第2作。本作品は2009年東京国際映画祭アジアの風部門で上映されている。物語はフランス人とのハーフである陸上競技選手である女の子のアイデンティティを巡る物語で、心理描写の深さが印象に残る作品。  陽陽(ヤンヤン=張榕容[サンドリーナ・ピンナ/チ…
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本年度ベスト台湾映画?『あなたなしには生きられない(No puedo vivir sin ti)』

 2009年ベスト台湾映画の呼び声の高い、レオン・ダイ(戴立忍)監督の長編第2作。映画の設定はショーン・ペンが主演で話題をさらった米国映画『アイ・アム・サム』にちょっと似ている。ただし『アイ・アム・サム』が父親が知的障害者だったのに対し、本作品では父親は社会的に排除された者であり(もっとも知的障害者も社会的被排除者とは言えるが)、また前…
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台湾映画『ウェストゲート No.6(六號出口)』

 日本でも『ジャンプ・ボーイズ』がビデオリリースされた林育賢の2006年作品。台北の西門町(日本で言えば渋谷センター街といったところか)に集う若者たちの日常と生き辛さを描く作品。SPO主催の台湾シネマ・コレクション2008で上映されているが、その後一向にビデオリリースされる気配がないのはなぜなのか?台湾シネ・コレは、本来韓流シネ・フェス…
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日台間に戦争はなかった?

 NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」の報道内容をめぐって、偏向報道だと集団訴訟が起こされたと言う。 例えば、gooニュースに引用されている産経新聞の下記ヘッドライン http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20090626018.html?C=S…
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矛盾する台湾を地で行く 映画『さよなら、再見』

 台湾は親日なのか反日なのか、議論かまびすしいところであるが、筆者に言わせれば親日か反日かというカテゴリー分けが、そもそもの間違い。そのような複雑な台湾事情理解のための映画3作(私はこれを「台湾理解3部作」と勝手に命名しているが)は、『悲情城市』、『さよなら、再見』、『多桑』(因みに脚本には全て呉念眞が係わっている)。但し申し上げたいの…
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ナント三大陸映画祭入賞の、王明台映画デビュー作『鹹豆漿』

 この映画のDVD(香港盤)、ジャケットのアートワークがいまいちだし、監督の王明台...Who? という感じで購入後しばらく放置していたのだが、先日紹介した台湾映画『恋人』が意外に面白かったので、そういえば王明台監督の長編デビュー作である本作のDVD買っておいたと思い出して、引っ張り出して見た作品。『恋人』と同様、1980年代の台湾の若…
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笑い, 人情, バイオレンスと てんこ盛りの台湾映画『停車』

 Blogを始めた当初は韓国映画紹介を中心に...と思っていたが最近なんだかだんだん台湾映画紹介blogと化している気が。それはともかく映画紹介に移ろう。  ある男が危機に陥った結婚生活を救うべく、妻の好きなケーキ店のケーキを買おうと路側駐車したところ、その外側に二重駐車されて車が出られなくなってしまった。そのことから始まる一晩の…
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台湾人気ドラマ演出家として知られる、王明台監督の『恋人』

 台湾の人気ドラマ『流星花園 ~花より男子』(2001年)の演出を担当した、王明台監督の長編第2作。本作品は東京国際映画祭(2005年)「台湾:電影ルネッサンス」の枠で国内上映されているが、国内配給はつかず一般劇場公開はない。  ホテルのボーイ、阿倫(藍正龍)は美容師の安琪(李康宜)とつきあっている。阿倫は寂しくなると安琪を呼び出…
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爽やかな青春ラブストーリー 台湾映画『ミャオミャオ』

 2008年台湾の青春ラブストーリー映画。プロデューサーに香港のスタンリー・クヮン(關錦鵬)が加わっているためか若干やおい色がある。また哈日色も強い。  18歳のシャオアイは明るく元気な女子高生。彼女は甘いものが大好きでケーキ作りが趣味なのだがいつも失敗ばかり。ある日、日本から交換留学生がクラスにやってきた。日本人...と思いきや…
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客家による抗日運動を描いた台湾映画『一八九五乙未』

 2008年公開された台湾映画。1895年日清戦争後の下関条約により日本が清より台湾を割譲され、台湾を接収時の地元義勇軍による抵抗戦争を描いた作品。この映画によればその際に1万2千名余りの台湾民衆の犠牲者が出たそうである。一般的には朝鮮半島での日本による植民地化抵抗運動がよく知られ、台湾ではさほど大きな抵抗がなかった様に誤解されている。…
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蔡明亮監督作品 『黒い眼のオペラ』DVD

 台湾で唯一カンヌ、ベルリン、ベネチアの三大映画祭で受賞した蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)の現在のところ、最新作。本作品は蔡明亮の生まれ故郷であるマレーシアで初めて撮影した映画。2007年春に日本で劇場公開されているほか2006年東京フィルメックスに出品された。  本作品にあらすじらしいあらすじはないといってよい。マレー人、中国人、…
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田中千絵による田中千絵の田中千絵のための映画『対不起、我愛[イ尓]』

 台湾シネマ・コレクション2008でも上映された『ウェストゲート No.6』林育賢(リン・ユウシェン)監督による2008年度台湾映画。『海角七号』で大人気となり、Yahooの2008年台湾マン・オブ・ザ・イヤーで第3位にランキングされたという、台湾で活躍する日本人女優、田中千絵主演で、映画の中でも「田中千絵(ティエンチュン・チェンホイ)…
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台湾映画『愛的、発声練習』

 2008年台湾のラブストーリー映画。プロデューサーは数々の名監督を育ててきた徐立功(シュー・リーコン)。監督は李鼎(リー・リーディン)。ある女性の10代から30前後に至るまでの恋愛遍歴を描くという映画なのだが、個人的には、どうもレディース・コミックを見ているような印象。  小猫(徐煕媛)は女子高校生。両親が離婚し本人は親戚の家を…
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台湾映画『ヘルプ・ミー・エロス』

 台湾の蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督作品の常連俳優である、李康生(リー・カンション)監督進出第2作。前作『迷子』は国内一般劇場公開&DVDリリースされている。本人が監督&主演を勤め、プロデューサーは蔡明亮。  株式投資で儲けて、マンションで大麻を栽培しながらバブリーな生活を送っていた高雄に住む阿杰(李康生)。しかし彼は、恐慌に…
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スリを題材にした台湾映画『指間的重量』

 韓国映画『無防備都市(ファム・ファタール)』同様スリを題材にした台湾映画だが、その趣はだいぶ異なる。スリ生活を通して、"正常"な社会の中に居場所を見つけられない少年が自分の居場所を発見していくというお話であり、『深海 Cha Cha Cha』等、人間の心理、内面の探索を求める傾向が強くなっているここ最近の台湾映画の大きな流れの一つに位…
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若かりしジュディ・オングが出演する1975年台湾映画『煙雨』

 シンガーソングライターであった劉家昌が監督した1975年台湾映画。女性関係に躓きながらも何とか維持される3人の男の友情を描く娯楽作品で、その「躓きの石」として、若かりしジュディ・オングやブリジット・リンが出演。  青年実業家煥声(岳陽)、義章(泰祥林)、泉仁は大学同窓の友人。泉仁は煥声の会社で働き彼を支えている。煥声は人望が厚い人物…
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現代版「童年往事」... 台湾映画『ORZボーイズ』

 『海角7号』の大ヒットで、台湾では今まで見向きもされなかった国産映画が、80年代後半の台湾ニューウェーブ以来、再評価される動きが高まっているが、本作品も現代台湾映画の良質な部分を代表する作品の一つ。  ヤン・ヤーチェ監督による、厳しい環境の中精一杯生きようとする小学生の少年を題材にした映画。「男はつらいよ」ならぬ「子供はつらいよ…
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パイワン族の暮らしとその文化を紹介する『賢き狩人』

 ここのところ台湾の先住民の出てくる映画を紹介してきたが、今回紹介する映画は台湾のパイワン族の暮らしと文化を紹介する映画。原作はパイワン族の亜栄隆.撒可努(アーロンロン・サキヌ)が著した同名(「イノシシ、ムササビ、サキヌ」)の自伝的ノンフィクション。  サキヌ(本人が本人役で出演)は台湾南東部太麻里(台東の南方)に住むパイワン族の…
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台湾蘭嶼島を舞台にしたラブストーリー映画『人之島 (Pongso No Tao)』

 先日も蘭嶼島を舞台にした先住民(タオ族)の男性と漢族の女性のラブストーリーである『飛び魚を待ちながら』を紹介したが、本作品も同設定のラブストーリー映画。但し『飛び魚を待ちながら』の方はラブコメディ的要素が強いが、こちらの方は二人の女性の間で揺れ動く男性の心理的葛藤に焦点を当てている。題名は漢字で「人之島」と書いて、タオ(旧ヤミ)族の言…
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台湾の"青春グラフィティ"映画 『九降風(九月の風)』

 1996-7年の台湾北部の都市新竹郊外を舞台に、そこに暮らす高校生たちを主人公にした青春グラフィティ映画。高校生たちの友情とその崩壊、挫折を、当時台湾で問題になった野球八百長事件を象徴的背景としてオーバーラップさせながら描いていく。林監督の半自伝的映画だという。  1996年9月、新竹の東隣の町、竹東にある竹東高級中学(=高校、…
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台湾映画2008年最大のヒット作『海角7號』

 2008年台湾映画界最大のヒット作で、既に香港でも公開されている『海角7号』。内容は簡単に言うと、台北でミュージシャンになれず、故郷の恒春に戻った台湾の青年と、ホテルのプロモーションの仕事で恒春にやってきた日本人女性とのラブストーリー。それに60年前、日本植民地時代の日本人教師が台湾の少女に宛てて書いた、当時出せなかったラブレターの宛…
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