イ・ミョンセの映像詩『M』
映像美にこだわるイ・ミョンセの映像詩とも言うべき2007年作品。あらすじは
goo映画『M』
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD13901/index.html
あらすじらしいあらすじは、実はないと言っていいこの作品。テーマは富豪の娘ウネ(コン・ヒョジン)との結婚式を控えた新進作家ミヌ(カン・ドンウォン)が、青春時代の思いを逡巡しながらも捨てて、大人の世界に入っていくということ。その青春時代の思いの象徴が初恋の少女ミミ(イ・ヨニ)の記憶なのである。
『NOWHERE 情け容赦無し』でその映像美が話題になったイ・ミョンセであるが、『デュエリスト』を経てますます映像美への傾倒がはっきりしてきた。もはやストーリーそっちのけで映像詩とでも言うべき境地に達している。明と暗の対位法、幻想や白昼夢を映像技術を駆使しての具現化等、映像的実験をとことん極めたのが本作。
一見ホラー映画かと思われるかもしれないが、ホラーではない。ストーリー性を期待して見ると肩すかしを食う。日本盤DVDを見る人の多くはカン・ドンウォンを期待して見るのだろうが、カン・ドンウォンのロングバージョン・プロモーション映像として見るのは意外と正解かも。
因みに、韓国盤DVDの画質は優秀。この点日本盤DVDはどうなっているか...
原題・英題『M』監督:
2007年 韓国映画 カラー
エイベックス『M』公式サイト
http://mv.avex.jp/m/index.html
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