「バッハ高笑い」ではなく、菅高笑い

 以下の記事

「バッハ高笑い!?東京五輪「やってよかった」が77%も!」女性自身 2021.8.1
https://news.yahoo.co.jp/articles/786b1388fd760722ebf25582f79fb503415a9997

 バッハ高笑い、じゃなくて、菅 高笑いだろう。はっきり言ってこれでは国民が菅首相に舐められるばかりである。

コロナ対策でも菅首相は、自民党内部の反対を押し切って、コロナ中等症以下の患者の自宅待機を命じたが、国民の五輪支持のこの結果を受けて一気に強気になったのだろう。
 先日、原爆被害者が被害者認定を求めて国を提訴した裁判で国が負けたが、菅首相は控訴しない判断をした。これは、菅首相の性格を考えるとほぼあり得ない判断であったが、内閣支持率が底になったのを受けて、弱気になり不本意に控訴を断念したのだろう。しかし、その後国民の五輪支持の雰囲気に、一挙に強気になったのである。

 そもそも軽症はともかく、中等症まで自宅待機にするのは大問題である。いつ突然重症に転化するかもわからない状態なのに自宅療養なんてありえない。テレビでも、国民は誤解しているが、中等症は決して軽い状態ではなく、かなり重い状態なのだと認識してほしいと繰り返し伝えている。しかしそれを一番理解していないのは菅首相ではないのか。
 だから、さすがに自民党の内部でこれはまずいのではという声が出ても、強気の姿勢を崩さないのである。
 大体、菅首相に、国民の健康を守る覚悟も関心もあるように思えない。所詮、自分の支持率と選挙結果にしか関心のない政治家なのだろう。だから、コロナ対策の失策を、五輪のメダルラッシュで吹き飛ばしてしまえば、それで済む、と考えているので、あくまでも五輪開催、しかも有観客での開催に固執していたのだろう。事実、政府がファイザーやモデルナのワクチン確保に動いているという話も聞かない。あるのは、国内でライセンス生産をしているが、副反応の問題となって、集団接種に使わないと決めていたアストラゼネカのワクチンを、集団接種に投入するという話しかない。政府がでたらめをやっていても五輪のメダルラッシュですべて帳消しにできると、完全に国民をなめ切っているのである。
 尾身茂氏は、国民の間に今、危機的な状況にあるということが共有されていないと繰り返し述べていたが、一番共有していないのは、菅首相自身である。それにそもそも、彼にとって危機とは支持率が落ちたり、選挙で負けること以外にない。

 政治家の関心のないことを、世論(支持率)や選挙を通して、牽制を掛けたり、やらせることは可能である。しかしそれは所詮、間接的にしか過ぎない。その限界が今回明らかになったといえるだろう。そもそも国民の健康を守ることに関心のない政治家や政党を我々自身が選んでいること自体が根本的な問題なのである。その付けをいま私たちはこういう形で払わされているのである。

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