結局安倍首相の私益のため国益を犠牲にしたトランプ訪日

 米トランプ大統領が訪日した。あれほど日本政府はトランプへのへつらい外交を展開しているのに、NHKニュースでの解説では、今回の訪中はトランプにとって、日本に貸しを作ったことになっているという。確かに、日本の外交政策としてみた場合、今回の訪中で対アメリカで日本は何も得ていない。むしろ日本政府が合意したわけではないと言っているにもかかわらず、トランプは8月に良い結果を得る(つまり日本政府が譲歩する)、と会見で言い放った。安倍首相がひそかにトランプに対し日本の大幅譲歩を密約していたとすれば、これはへつらい「外交」ですらない。ただのへつらいである。

 こう言うと、トランプは北朝鮮拉致問題の解決への助力を約束したではないかという人がいるかもしれないが、しょせんトランプが解決してくれるはずもなく、金正恩と会見した時に言及する程度にとどまるだろうし、それは既にやっていることだ。
 しかも安倍首相がこの件に言及した時に、一回の会議や自分の任期中で解決するとかは関係なく取り組むべき課題だと述べていた。つまり自分の任期中には解決しない(する気がない)と宣言したにも等しい。

 今回の訪日はポーズばかりで、日本がアメリカから得たものは皆無である(それどころか大損しているかもしれない)ことを改めて確認するべきだ。

 だとすれば今回の訪日は何だったのか?結局この夏の衆参同時選(少なくとも参議院選)に向けた、安倍首相及び自民党に対するプロモーションにトランプが協力した、という以上でも以下でもない。つまり安倍首相の私益のために日本の国益を犠牲にした、ということが今回のトランプ訪日の総決算であろう。

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