Blu-ray / DVDオーサリングソフト 有料版 vs. 無料版

 かつてDVDビデオのオーサリングをやるときは、主としてフリーのオーサリングソフトを使ってオーサリングしていた。ULEADのDVD Movie Writerなども買ってみたが、ただ単に撮ったビデオをDVD化する程度なら使えるものの、凝った字幕を付けたいなどという需要には全く応えられなかった。とりあえず単純にDVDビデオを作りたいというならば、フリーのDVD Flickあたりで十分だったし、何より、ユーザにあまり選択肢を与えない(その分単純だが)というインターフェースが気に入らず (この辺りはCyberlinkなども同じコンセプトだったように思う)、かといってプロ用のオーサリングソフトは非常に高く、また複雑そうだったためである。

 ただBlu-rayビデオ時代になって TMPGEng Authoring Worksを使っている(いまだに Ver. 5だが)。これもフリーではmultiAVCHDという定評あるオーサリングソフトがあるようだ。こちらのほうは本格的に使ってはいないが、multiAVCHDとTMPGEng Autoring Worksを比較してどこまでできるのかをまとめてみる。


TMPGEng Authoring Works5以降でできること。

・複数の字幕トラックを付けられる
・縦横混在の字幕がつけられる
・同時に2本以上の字幕がつけられる (縦字幕横字幕の同時表示も可)
・また、6からはルビ付き字幕作成に対応
・動画ファイルをドラッグアンドドロップだけで自動的に形式を判定してBlu-ray、DVDビデオに適した形式に変換してくれる


TMPGEng Authoring Worksでできて、multiAVCHDでできないこと。

・様々な形式の動画ファイルをワンタッチで変換してくれる
 TMPGEng Authoring Works はドラッグアンドドロップでソフトに動画ファイルを放り込めば自動的に形式を変換してくれるが、multiAVCDHでは、対応する動画形式に制約が多く変換時間もかかる。できれば別のツール (AVIUTIL等)を使って、BDMV規格に対応する所定のH.264/MPEG-4 AVC, mpeg-2もしくは VC-1形式の動画 (および音声はAC3, DTS, WAV等)にあらかじめ変換することが望ましい。
 ちなみに、TMPGEng Authoring Worksの5ではDivX、H265には非対応だが(この場合 AVIUTILで 5が読める形式の動画に変換しなければならない)、6から対応になっている。

 その画像がどの形式で、どのツールを使ってどのようなパラメータを使って変換すべきかはかなり面倒なので、この点ではかなり時間の節約になる。

multiAVCHDでできて TMPGEng Authoring Worksでできないこと

・バイナリー字幕ファイル (sup形式等)を扱えない
 TMPGEng Authoring Worksはテキスト形式の字幕ファイルからしか字幕が作成できない
・DTS音声ファイルを扱えない (AC3, AAC, WAVは可能)


どうしてもTMPGEng Authoring Worksでできないことをやりたい場合は、一旦TMPGEngでオーサリングしたものを、tsMuxeR等を使ってdemuxしmultiAVCHDに入れるのがよさそうである。

なお、Haali Media Splitterを導入するとTMPGEng Authoring Worksで、動画ファイルを読み込むとエラーが出るようになった。アンインストールするとOKだが、一時的にHaali Media Splitterをオフにするようなことはできないものか...


TMPGEnc Authoring Works 5仕様表
http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/product/taw5_spec.html

TMPGEnc Authoring Works 6仕様表
http://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/product/taw6_spec.html


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