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zoom RSS NHK朝ドラ『まんぷく』で隠された「第三国人」差別

<<   作成日時 : 2018/12/23 12:55   >>

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 日清食品の創業者、安藤百福夫妻をモデルにしたNHK朝ドラ『まんぷく』。最近の展開の中で安東百福をモデルにした立花萬平が何度も逮捕される。モデルとなった安東百福も何度か逮捕経験があるようである。だが、ドラマの中ではなぜ立花萬平が逮捕されなければならないのか、すぐ容疑を掛けられるのかよく分からない。
 結局これは、安東百福が「第三国人」(※現在では差別語とされる)であったことに起因すると思われるが、ドラマの中では立花萬平が第三国人であるということが隠されているので、よく分からないのである。

 「第三国人」とは、日本にいる日本の旧植民地出身者(主として台湾[中国]人、朝鮮人)、のことである。そしてモデルとなった安藤百福は台湾人であった。「第三国人」という名称は、敗戦国(日本)民でもなく、戦勝国民(アメリカ、イギリス、中国等連合国民)でもないというところからきている。GHQは、日本進駐直後に、日本の旧植民地出身者を「解放国民」として扱うように指令を出すが、1946年に、一転扱いを変え、旧植民地出身者の扱いを日本の司直の手にゆだねると決定した。そのような政治的経緯もあって、「第三国人」という名称は、「お前ら戦勝国民でもないくせに、大きな顔をするなよ」というニュアンスが含まれた差別語である。

 当時法的には日本の旧植民地出身者は日本国籍者であったが(1952年の日本独立まで)、日本国憲法施行直前に出された政令によって、旧植民地出身者は「外国人とみなす」とされた。この結果、国民としての義務面では日本国籍者と同等に扱われたが、権利面では外国人並みに扱われるという差別状態にあった。

 さらに、在日朝鮮人の民族運動の中には、日本共産党の指導を受けた勢力が多かったこともあって、「第三国人」は胡散臭い連中として日本の官憲から目を付けられる存在であった。
 だからドラマの中で安藤百福をモデルにした立花萬平が何度も逮捕されるのは、このような「第三国人」差別そのものなのだと考えられる。しかし、ドラマの中では立花萬平は「第三国人」であると明示されていない。このため「第三国人」差別が隠され、誤魔化されているのである。

 なお、旧植民地出身者は、1952年日本独立とともに、国籍選択の機会を与えられることなく、一律外国人とされた。安藤百福が日本国籍を取得できたのはようやく1966年になってからである。




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