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zoom RSS 韓国語 バタン/明朝フォントの違い (2)

<<   作成日時 : 2018/09/30 09:33   >>

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 前回は、漢陽情報通信の、代表的なBatang/新明朝系フォントの微妙な差異を紹介したが、今回は他社の書体や、同じ系統でも別書体に関して触れてみたい。

HCR Batang (ハムチョロム・バタン / 함초롬바탕)
 韓国で最大シェアを誇る、Hancom (ハングルとコンピュータ)社のワープロ「ハン/グル」は2007までは、Haansoft Batang が基本TrueTypeフォントであった (他に、かつてのWIFEフォントに相当する独自規格のHTFフォントがある)。しかし、Hancom Office 2010の発売時から、新しく開発したバタンフォントが標準になった。これがハムチョロム・バタンである。フォントデザインはユン(尹)・デザインで、フォント実装はHancomが行っている。従来のバタンフォントよりも視認性を高めたと称している1)。「ハムチョロム」とは、整ってきれいという意味の固有語。また、Hancom社のWebページから無料でダウンロードして自由に使えるフリーソフトとして公開している。 https://www.hancom.com/cs_center/csDownload.do?div=15&ver=139

 なお、包摂文字コード範囲は、Haansoft Batang と同じで、漢字の正体字はもちろん、日本語の当用漢字までも含む。また HCR Batang Ext でUnicode5.2 拡張領域も含むのもHaansoft Batang と同じ。ウェイトは B, M, Lの三種類。ただしBはフォントのボールド指定で切り替わる。

 視認性は高まっているのかもしれないが、個人的にはいまいち格式に欠けるような、素人臭い雰囲気が漂っているような気がして、いまいち好きではない。特に漢字の書体がバランスが悪く、素人っぽくてよくない。MS 明朝との混在にも違和感ありまくり。ただ、良い点としては太字を計算で合成するのではなく、Boldフォントとして持っているので、ワープロソフトで太字指定しても、画面と印刷結果の違和感が少ない。通常CJK文字コードフォントは、太字フォントは完全に別フォントとして持っており、ワープロソフトの太字指定ではPC上で合成されることが多いため、画面上で見えるほど印刷結果が太くならないというのが普通。

開発元、ユン・デザインのサイトは下記
http://yoondesign.com/
http://font.co.kr/

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Gyeonggi Batang (キョンギ・バタン / 경기바탕)

 パク・ユンジョン&タイボラボ (PYJ & TypoLab / 박윤정&타이포랩)が開発した新しいバタンフォントでHancom Office Neoに搭載されている。書体としては明朝体と楷書体の中間のような感じで、HCR Batangよりもさらにくだけた、親しみやすい印象。どうせならここまでくだけないと。包摂コード範囲は英数字、ハングル、漢字(日本の当用漢字書体を除く)。漢字デザインは、HCR Batangよりも良く格調高い。なお、MS明朝との混在は、上下に微妙なずれが出て美しくない。ウェイトは(手持ちのものは)BとR(レギュラー=M)。

開発元のサイトは以下
パク・ユンジョン&タイボラボ
http://www.typolab.co.kr/

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MBatang (文体部[ムンチェブ]バタン / 문체부바탕)
 文体部とは、韓国政府の文化体育観光部(部は日本の省に相当)の略。文体部が「開発」して無料で配布しているハングルフォントである。ダウンロード先は下記。

社) 世宗大王記念事業会 フォント資料室
http://sejongkorea.org/main/sub.html?pageCode=42

 著作権表示を見ると1996年ソウル・システムとあり、おそらく当時まだ韓国語ワープロ群雄割拠時代に開発していたワープロ用書体を文化体育観光部が買収したのではないかと推測。書体の特徴は特に 유 の字体の左側が左に流れており、日本でいうと若干教科書体のイメージ。明朝体と教科書体の中間か。それはそれで格調があってなかなか良い。英数字は等幅フォントだが、ハングルとは幅が異なる。ただし、間隔があいていて間延びした印象。この点が改善されれば常用する気になるのだが。英数部分はたの欧字フォントと併用すればなかなか良いだろう。
 なお、コードの包摂範囲は英数字とハングルのみ。

 さらに、このフォントのウェイトを太くしたものとして MJemokBatang (文体部題目バタン / 문체부 제목바탕) がある。

ソウルシステム Webページ
http://www.ssc.co.kr

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KS Mincho, KS P Mincho (KS明朝)

 こちらは、日本の高電社が販売している Korean Writer付属のKS (EUC-Kr) コード用フォント。印象は漢陽情報通信のBatang/新明朝系フォントに酷似しているが、重ねてみると微妙に違う。字の大きさが少しだけ小さく、漢陽のものに比べて若干ゆとりがある印象。しかし、字の大きさが微妙に小さいのでMS明朝と混在させると、でこぼこして揃わない。フォントのデザイン元は ChoRong Tech とある。
 やはりKorean Writerを持っていないと使えないので、他人に配布する文書には使えない。印象も漢陽フォントに似ているのでWindowsのBatangを使えば十分か、という気もする。ただ Korean Writerのユーティリティを使うのには必要そうなので、アンインストールには躊躇する。

 文字コードの包摂範囲は、英数字、ハングル、当用漢字を除く漢字。

開発元のWebページは以下
http://www.crfont.com/

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1) https://www.hancom.com/board/newsView.do?board_seq=4&artcl_seq=3850&pageInfo.page=1&search_text=

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