12月韓国盤DVD化、韓国映画評

 2013年12月に韓国でDVDとして刊行された韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の平均値(満点10点)[下段はDaum]、投票総数は評価投票の総数で( )内は評論家の投票数[下段はDaum]、評論家評価平均はシネ21が選定した評論家の評価平均値、評価幅は評論家の最低評価-最高評価点、代表的な声は、評論家および一般ネチズンによる映画の一行評を見て、筆者がだいたいの傾向と思われるものを記述。

 なお、廉価版DVD再発の映画は除外している。

 一般的にはシネ21は映画マニアを自認する人がアクセスする傾向が強く、Daumはより幅広い層がアクセスする傾向にある。シネ21の評価が高く、 Daumの評価が低い場合はシネフィル向きのアート映画、逆にDaumの評価が高く、シネ21の評価が低い場合は娯楽プログラムピクチャーだと推測できる。また、評定者数が少ない場合は当然誤差が大きくなる。特にDaumで評定者数が1桁の場合は高得点が出る傾向にあるので注意。

 12月にDVD化された映画の最大の話題作はスリラー『ザ・テラー・ライブ』、そしてやはりスリラーの『監視者たち』、伝染病パニック映画『風邪』、アクション・コメディ『スパイ』と続く。
 『ザ・テラー・ライブ』は比較的低予算でつくられたスリラーで、ストーリーそれにハ・ジョンウの演技を評価する声大。Daum8.4、Cine21 7.9と高い評価。やはりスリラー『監視者たち』もそれに次ぐDaum 7.7 Cine21 7.6との好評価。感染パニック映画『風邪』は評価が分かれ、トータルではDaum 7.0 Cine21 7.1と前二者に比べ劣る。ソル・ギョングを起用した『スパイ』は『7級公務員』の亜流との声があるが、それでもDaum, Cine21とも6.8とそれなりの点数で、娯楽プログラムピクチャーとしては期待以下の出来ではないと言えよう。

 これ以外では、観客数はさほど伸びてはいないものの、日本でもDVDほぼ同時リリースとなった難病もの『フェニックス -約束の歌(熱い別離)』がDaumで8.8と今月最高評。お涙頂戴との評もあるが、感性の良さを評価する声もある。jホン・サンスの『うちのソニ』はCIne21で『ザ・テラー・ライブ』に次ぐ7.8の好評価。
 ベルリン映画祭出品作『いばら(とげのある花)』は、性暴行の罪悪意識を扱った異色作だが、Daumで7.9とやや高めだがCine21で6.5とやや低い。これについては当ブログで評を書いたのでご参照を。『ハナアン』はウズベキスタンの高麗人を扱った青春映画らしいが評者は少ない。個人的には興味が引かれる。『スター: 輝く愛』は『ぽっちゃり革命』に続く日本資本による韓国映画。音楽性は評価する声がある。

 来年1月リリース予定作品としてエセ宗教を扱った異色のアニメ『いんちき』、キム・ギドク プロデュースの『俳優は俳優だ』、かなりマニア向けと思われるクィア映画『重み』、コリアンシネマウィークで国内でも紹介された『Jury』等がある。

韓国盤Blu-rayのリリースは

12/20『マザー(母なる証明)』 Art Service [韓英字幕]※モノクロバージョン
12/20『不信地獄』 Art Service [韓英字幕]
12/26 『かくれんぼ』 KD Media [韓英字幕]
12/27 『監視者たち』 Art Service [韓英字幕]
12/27 『風邪』 Art Service [韓英字幕]


1月に入って予定されているのは

1/6 『シラノ恋愛操作団』 Nova Media [日韓英字幕]
1/7 『テラー・ライブ』 ビデオ旅行 [韓英字幕]
1/9 『隠密に偉大に』Candle Media [韓英字幕]
1/14 『Mr. GO』 KD Media [韓英字幕]
1/16 『8月のクリスマス』 Nova Media [日韓英字幕](発売社変更再発)
1/16 『風のファイター』 Nova Media [日韓英字幕]
1/30 『反則王』 Contents Zone [日韓英字幕]

画像




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