新聞は「読まない」ではなく「読めない」

 麻生内閣の支持率が下降の一途をたどっている。当然だろう。そもそも資質に問題があったのだから。
麻生内閣発足に先立つ9月に既にダイアモンドオンラインで麻生太郎の資質に疑問を呈する記事が出ていた。

「麻生太郎・自民党新総裁は宰相の器か」
http://diamond.jp/series/tsujihiro/10045/

 麻生首相は新聞は読まないと公言しているが、この記事はその不勉強ぶり(さらに経済オンチぶり)を憂慮する内容であった。ただ、漢字の読み違い報道にも見られるように、そもそも首相は新聞は「読まない」のではなく「読めない」気配が濃厚だ。だとすれば、新聞を「読めない」人間に対し、もっと勉強しろといっても無理な話だろう。新聞も読めない人間が幾ら勉強してもそもそも理解できないだろうから。首相にマンガばかり読んでないで...と苦言を呈する向きもあるが、マンガさえも読まなくなれば、何も読めるものが無くなるというのが首相の実情ではないだろうか。

 だとすれば、最大の問題は、単に資産家だというだけで、なぜ新聞も読めない知性の持ち主が自民党の次世代ニューリーダー候補としてあれ程もてはやされたのか、ということになる。さらにそのように知性の低い者が、実際に首相になるまで、誰もその資質の低さに気付かなかった...私はむしろそちらの方に空恐ろしいものを感じる。まさに日本の政治システムが機能不全を起こしているのだ。

 メディアは単に「漢字が読めない」と揶揄するばかりではなく、そもそもなぜこのように知性の低い者が首相候補、さらに首相たり得たのか、さらにそのことにほとんど誰も(特に国民が)気付かなかったのかということを検証して欲しい。その最大の責任は勿論自民党にあるだろうが、メディアもその責任の一端を担うべきなのではないだろうか。そのことも是非自己検証してもらいたい。

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