yohnishi's blog (韓国語 映画他)

アクセスカウンタ

zoom RSS 小池百合子の誤算

<<   作成日時 : 2017/10/11 07:29   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 最近の産経新聞を見ると、小池百合子の希望の党が失速、という記事の見出しが見られた。やはりそうだろう。9月の中旬には、自民党大惨敗、希望の党大躍進というような記事を掲げている週刊誌もあったが、果たしてどうかなぁと思っていた。朝日新聞の世論調査によると比例区で投票先を自民党としたものが35%、希望の党12%と出ていたが、まぁせいぜいそんなところだろう。

 ただ、小池百合子はここへきて戦略にぶれがみられる。その最大のものは前原ゾンビにしなだれ掛かられて、それを受けてしまったことだろう。

 前にも書いたように、筆者の考えでは、小池百合子は基本的に手勢を連れて自民党へ復党することを基本路線にしていたと思う。自民党の中では小池派を立ち上げられなかったので、手勢を連れて自民党に復党し、小池派を立ち上げ、そこで首相を目指すことを考えていたはずだ。

 過去の経験から、新党ブームが続くのはせいぜい2年、そして自民党外から新党を作って首相になるというのも非常に困難だということはよく分かっていたはずだ。そして現在自分が衆院に議席を持っていないことを考えると、すぐ首相を狙うことはできない。それを考えれば、小池百合子にとって最も合理的な道は、自民党復党である。そもそも自民党籍も捨てたくなかったはずだ。

 とはいえ、自民党復党には手ごろな数というものが必要だ。多すぎてもダメ、少なすぎてもダメである。多すぎれば自民党側が警戒するし、少なすぎれば自民党から相手にされない。おそらく30台程度という議席が適当なラインであろう。

 だから民進党からの落ち武者を拾う程度でよかったのだ。民進党脱党者をすべて受け入れるわけではない、安保法制や憲法改正で踏み絵を突きつけるというのも、自民党復党路線からすれば合理的であった。立憲改進党に刺客を立てるというのも、自民党に恩を売って復党を容易にしようという考え方だと考えれば当然のことである

 そこへ後ろから前原ゾンビがしなだれかかってきた。いっぱい候補が立てられますよ、というゾンビの誘いである。小池百合子としては実質30を確保するには、ある程度捨て駒確保も必要と考えたのかどうか、ゾンビの誘いに乗ってしまった。

 ただ、前原ゾンビの誘いに乗ってしまったということは、自民党・安倍内閣との対決図式に乗ってしまったということである。だが、そうなると自民党を相手に「小泉劇場」の二番煎じを演じなければならないが、なまじ、民進党出身者に踏み絵を要求した以上、安倍内閣を「悪者」=スケープゴートに仕立てることが困難になってしまった。あわてて「モリ・カケ」問題を追及し始めたが、そもそも安倍内閣の右翼路線を支持する人は、「モリ・カケ」問題をさほど問題視しない。多少問題があっても引き続き極右路線を邁進してほしいと、安倍内閣に期待するだろう。安倍内閣に第二の右派をぶつける必要はさらさら感じていない人たちである。日本維新の党/大阪維新が全国ベースで沈んだのもそのためである。安倍内閣より右は必要ないのである。

 逆に「モリ・カケ」問題を問題視する人は、元々安倍内閣の右翼路線に不信感を持っている人たちだろう。だが、そういった人たちが、事実上右派宣言をし、安倍内閣路線との違いが不鮮明となった希望の党に投票しようと思うとは思われない。

 希望の党が立憲民主党に対して立てる「刺客」も、そもそも「刺客」はそのターゲットと主張が似てこそ刺客になる。小泉内閣時に「刺客」が有効に作用したのも、「あいつはニセ自民党だ」ということで作用したのだ。だが立憲民主党と大きく主張が違う、という話になれば、「刺客」が「刺客」にならない可能性がある。逆に自民党に対して「刺客」にもなりかねない。

 結局、小池百合子は前原ゾンビにしなだれかかられて、自らゾンビになってしまった、というあたりではないのか。もし前原氏が、えせ改革勢力を化けの皮をはがそうとして、小池百合子にしなだれかかったとしたら、大変な策略家であるが、残念ながら多分そうではないだろう。

 まぁ、どう転んでも自民党の圧勝となり、小池氏は復党を拒まれたまま、民進党とともに沈んでいく、というあたりがありうるシナリオではないだろうか。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
小池百合子の誤算 yohnishi's blog (韓国語 映画他)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる