yohnishi's blog (韓国語 映画他)

アクセスカウンタ

zoom RSS 米中対立 国独資 vs. 国独資というナイスな視点

<<   作成日時 : 2017/01/11 12:39   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 日経ビジネスオンラインを見ていたら、トランプ以降の米中対立は国家資本主義対国家資本主義の戦いだ、と指摘する明治大学フェロー、岡部直明氏の論考に出会った。この人は日経記者出身の様だ。

「米中対立、国家資本主義 VS 国家資本主義」 日経ビジネスオンライン 2017.1.11
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/071400054/011000015/?P=3

 国家資本主義、昔懐かしい用語でいえば「国独資」(国家独占資本主義)同士の戦いということか。つまり、トランプ時代のアメリカは市場資本主義から国家独占資本主義へと向かいという視点である。もちろん中国はすでに社会主義を脱して国家独占資本主義に突入しているので、国独資対国独資の戦いになるという視点である。この視点はなかなか秀逸である。

 すでにトランプはTwitterを通して、米政府の言うとおりに国際企業の言うことを聞かせようとしている。メキシコに工場を建てれば高関税をかけるなどと脅しているが、ルールをしっかり立てた市場に任せるなら、大統領の任意の意向で特定の企業に高関税をかけるなどという話は、とんでもない話である。そんな権限は大統領にはどこにもない。まさに No Way! である。では、メキシコが低関税でアメリカに輸出できる根拠となっているNAFTA (北米自由貿易協定) をトランプは破棄する気なのだろうか?

 そうかもしれない。

 しかし、そうではない可能性もあると思う。つまり、NAFTAを破棄しないことで、アメリカにとって有利な部分は残すとともに、Twitterを通して圧迫をかけ、、メキシコにとって有利な部分を政治的に発動させないようにする、という話だ。ただそんなことをアメリカが実際にやりだしたら、もはや公正な市場ルールもへったくれもない。またアメリカが中国のやり方を批判する資格自体失ってしまう。アメリカは普遍的な理念を放棄することになり、まさにガチな「国独資」vs.「国独資」のエゴイスティックなぶつかり合いになってしまう。

 もちろん、それが国際社会の経済競争のやり方になってしまえば、TPPなどは霧散してしまう。

 で、さらに問題なのは、そういうトランプの姿勢を歓迎してアメリカの株価やドルの価値が上がっているということだ。市場が自らグローバル経済にノーを突き付けているようなものだと思うが...

 そうだとすれば、日本もグローバルスタンダードなど廃棄して、高度成長期時代の官僚主導の計画経済時代に戻った方がよさそうだという話になる。問題は、官僚バッシングでそれだけの政策を主導できる官僚が残っているか、が問題である。




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
米中対立 国独資 vs. 国独資というナイスな視点 yohnishi's blog (韓国語 映画他)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる