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zoom RSS 宋 文洲の指摘

<<   作成日時 : 2016/02/05 23:15   >>

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 ソフトブレインの創業者、宋 文洲氏がメールマガジンでなかなか鋭い指摘を行っている。

「企業の外交と国の外交」2015.2.5
http://www.softbrain.co.jp/mailmaga/back294.html

彼は次のように指摘している。

--------------------------

 日本企業側の最大の問題は情報が取れないことです。情報チャネルが少ないうえ、相手の内部に友人、つまり本当のことを教えてくれるパイプを持たないのです。言葉の壁も厚く、間接情報に担当者の個人的感情と想像も入れて上司に報告するのです。外部からの情報が少ないのに内部の会議がやたら多く、主観交じりの伝言ゲームで「情報」を確定していくのです。

(中略)

民主党政権の尖閣諸島(中国名、釣魚島)の「国有化」を発表した際、私は北京に居ました。あるパーティで日本大使館の要人が私の隣に座っていました。
「宋さんは政府高官に知人はいませんか。日本政府は悪意があるのではなく、国有化の形にしたほうが右翼の上陸を防げるので中国にとってもよいはずだと伝えてもらえませんか。」と。

この時、私は絶望感を覚えました。日中政府間のパイプの無さと詰めの甘さに絶望を感じました。まさに上手く行っていない合弁企業のトラブルとまったく同じパターンです。

先週、当時のヒラリー元国務長官のメールが公開されました。その中に尖閣
問題に関するキャンベル国務次官の報告メールがありました。
「私は日本政府と佐々江氏に北京との協議と照会を求めました・・・
佐々江氏は中国政府は確かにこの計画の必要性を認識しており、最終的に
受け入れると言っている。私には自信がない。」

国交正常化当時から慎重に扱ってきた問題だけに日本の佐々江外務次官はなぜ
こんなにも自信を持っていたのかは不思議ですが、私が知っている限り、
日本の外務当局にはある伝言ゲームが存在していました。「中国要人のT氏が
了解した」という伝言ゲームです。あやふやな伝言に個人の主観を足した
典型的な情報収集力欠如による失敗です。(ちなみにT氏は日本外交の古株
ですが、当時は既に権力の中心から外れていました)

日本が日本の国益に沿って行動するのは当然です。中国と国益がぶつかる場合、
私が日本の立場を批判しても説得力がありません。しかし、間違った情報を
使った判断は日本の国益をも損なうのでやめてもらいたいと思います。

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 この宋氏の指摘を受けて思い起こすのは、あの日本のポツダム宣言への対応である。ポツダム宣言にどう対応したらいいか分からず、「黙殺」としておけば、ポツダム宣言拒否と取られず破局は回避できるだろう、という手前勝手な解釈だ。

 だが、極めて当然だが、「黙殺」はポツダム宣言拒否と取られ、原爆投下にソ連参戦を引き起こした。

日本はあの敗戦から何も学んでいない。いや、あの敗戦を知っていたものが消え去ったから、敗戦の教訓も忘れてしまったのかも知れない。だから日本は再び同じ「敗戦」を引き寄せるだろう。

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