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zoom RSS 『MBの追憶』 -MB公約の嘘をドキュメンタリーで見せる

<<   作成日時 : 2013/07/09 00:31   >>

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画像 『トゥルー・マッ・ショー』のキム・ジェファン監督による李明博政権回顧ドキュメンタリー。主として、前々回大統領選時の李明博選挙キャンペーンにおける李明博陣営の主張と、その後政権獲得後のギャップを映像の対比で示す。

 例えば、選挙キャンペーン時、李明博が、自分が庶民層出身で、母親が商売をしながら自分を育ててくれたことを紹介し、在来商店街の商人たちが、「今日はちょっと稼いだ」と言えるような世の中を作ると演説し、人々の熱狂的な歓迎を受ける映像。そして在来商店街で、カルグクスを食べる李明博候補。
 そして、TVコマーシャルで、在来市場の全羅道なまりの食堂のお婆さんから「食ったなら、必ず経済を立て直しなよ、分かったかい」と言われ、「はい」と答える李明博候補。
 だが、そのTV CM製作の舞台裏が明かされる。撮影舞台になったソウル「光州屋」という屋台の食堂に行くと、「(あのお婆さんは)食堂の主人じゃなくて、演技をされる方ですよ」との答え。しかもそのお婆さんは忠清道出身でしかも年齢は李明博と同い年、全羅道なまりで呼びかけるのは、とんでもない嘘、との報道。すべて台本通り演出されるTV CM。

 同様に庶民派大統領を演出する李明博候補の姿が次々と紹介される。

 そしてチョン・ドンヨン候補に圧倒差で当選確実を決める李明博。そして開票早々に落選確実を報じられたことに抗議するチョン・ドンヨン候補。

 だが、李明博当選後、その実態はどうだったか。在来市場の商人たちはさらに追い立てられ、タクシー運転手は稼ぎが上がらないことを嘆く。「経済大統領」はどこに行ったのか?一方財閥ばかりが肥え太る。
 そして貧しい人たちに国が教育費を補助すべきだとキャンペーン時に主張していた李明博。だがその結果は... 大学授業料高騰に抗議してデモをする学生たち。

 それでも李明博を支持する故郷ポハンの人々...

 このように、李明博の公約違反ぶりを次々と映像で告発していく。

 選挙キャンペーンの嘘を、その後の実績と併せて暴く、というスタイルは『トゥルー・マッ・ショー』と同コンセプトと言えよう。ただ、おとりレストランまで出して撮影した前作に比べ、やはり映画的なおもしろさ、エンタテインメント性という点では前作より落ちる(前作はかなり面白かった、ということでもあるが)。選挙用コマーシャルに出てくる者が本物の屋台のおばあちゃんじゃない、というのも、「まぁ、そりゃそうだよね」という話しだと言えばそれまでである。もちろん昨年末の大統領選挙に向けて、という意図もあったのであろうが、浅羽氏の分析ではないが、朴槿恵が与党内野党のスタンスを貫き、李明博大統領に批判的な姿勢を維持してきたこともあって、反セヌリ党キャンペーンのつもりで製作された映画だとすれば、十分な効果は発揮できなかっただろうな、と思われる。

 本作品は、2012年10月18日韓国封切り。韓国観客動員数は14,954人(KOBIS 2012年データ)。日本国内未公開。

原題『MB의 추억』 英題『Remembrance of MB』 監督: 김재환
2012年 韓国映画 カラー 1:1.85 65分

『トゥルー・マッ・ショー』映画評
http://yohnishi.at.webry.info/201302/article_5.html

不都合に耳を傾ける韓国と耳をふさぐ日本 - 浅羽祐樹『したたかな韓国』をめぐって
http://yohnishi.at.webry.info/201306/article_4.html

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