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zoom RSS 飛び込みの外壁リフォーム業者を家に入れてみたら

<<   作成日時 : 2013/06/14 08:23   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 16 / トラックバック 0 / コメント 4

 昨年晩秋、家にいた際に、セールスマンがやってきた。家の外壁のリフォーム業者だという。普通は扉も開けずに断るところだが、換気のため扉を開けっ放しにしていたので入ってきてしまったのだ。それが、なんだか若くて、セールストークもつっかえつっかえに言うので、つっけんどんに追い返すのも可哀想になって、つい話を聞いてやると、詳しい説明は後で、別の者を連れてさせるという。ちょうど家内が買い物に出ていたので、奥さんが帰られてから来るという。そろそろ外壁の塗り替えをしなければならないと思っていたことは確かだし、一旦話を聞いてしまった以上、仕方ないので、数時間後に来てもらうことにした。

 ただ、大体飛び込みのリフォーム業者は怪しいと聞く。しかもモデルハウスキャンペーンをやっており、特別に安く施工するというのだが、人通りの多いところならともかく、我が家は奥まったところに位置し、モデルハウスになるとはとうてい思えない。半分疑いながら、迎え入れると、モデルハウスとして施工現場を他の人に見せても良いなら、外壁のガルバリウム鋼板によるサイディングを特別に大幅に安く施工するという。我が家の場合、ガルバリウム鋼板によるサイディングで外壁をリフォームすると本来ならば360万円掛かるという。それをモデルハウスになるなら特別に大幅値引きするという(割引価格は他人に言うなというので書かない)。

 さらにガルバリウム鋼板によるサイディングなら、今後一切メンテナンスフリーで長い目で見れば塗装より遙かにお得であるとともに、耐震性も上がる上、熱も遮断する効果があり、冷暖房費が節約できると、いいことずくめの説明。

 とにかく、話は分かった、たしかに外壁の更新は必要だとは思っていたので、検討してから返答するから、後日来てくれと言うと、今すぐ契約しろ、契約しなければキャンペーン価格でやれない、としつこく食い下がる。

 しかも、説明の進め方が、ネットで出ていた典型的な詐欺的外壁リフォーム商法の手口そのまま1)。途中でわざわざ家の電話を借りて、会社に連絡するというのもその通り(これには断りにくくする心理的効果があるようだ)。

 こいつらはやはりクロだ、と確信したので、とにかく、数社から見積もりを取って検討した上で連絡する、大体いくらキャンペーンで安くするとはいえ、ん百万円の買い物を即決するなんてあり得ない、そもそもちゃんと360万の価値のある工事だと納得できるなら360万払って頼むと言って、こちらも半分頭に来て、無理矢理追い返した。

 家内は、私の態度が業者に失礼だとすっかりおかんむり。だが、私は、詐欺師同然の連中に甘い顔をしていたらつけ入れられるだけだと大げんか。

 結局、以前家のリフォームを頼んだことのある工務店さんやリフォーム業者、工務店検索サイト「ホームプロ」を通じて探した業者さん数社に、見積もり依頼かたがた相談してみると、我が家をガリバリウム鋼板によるサイディングにすると、普通は120万円程度、いくら高めに見積もったとしても140〜50万円程度でできそう(先の業者のキャンペーン価格はこれよりずっと高い)で、360万なんてあり得ない(因みにわが家の屋根を除いた外壁施工面積は窓部分含み220平米程度)。たしかにサイディング素材は断熱材が入っているが、既存の木造の家に施工する場合は、既存の壁と、新規サンディング外壁の間に、木を腐らせないため通気の隙間が必要で、断熱効果は大幅に落ちる、またサイディングにした場合、目地のコーキングが5年程度で傷んでその詰め直しが必要で、その度に足場を掛けて工事する必要があるので(我が家の場合足場は大体20万円程度)、メンテナンスフリーではあり得ない、サイディング素材自体の耐久性はある程度高くても、その表面は結局塗装なので、当然色あせ等がありうる、というあたりが、各業者さんの話であった。
 また、Web上の情報を見ると、サイディングによる既存住宅外壁リフォームの施工がうまくいくかどうかは施工業者の力量にかかっており、下手な業者に任せると大失敗になりかねない、というような情報もあり、ちょっと考え物。そもそも素人に施工業者の力量なんて見極められるわけがない。
 結局いろいろ考えて、新築でサイディングにするならともかく、どうやらサイディングでのリフォームは我が家の場合あまりメリットがなく、不安材料も多そうなので、素直にペイント塗り替えの方向で検討することにした(なお、ウレタン系塗装の場合、数社に見積もってもらったところわが家の場合は80〜85万円前後ほど)。

 家内は先の業者のやり口をセールストークのうちだというが、例え工事自体は誠実にやったとしても(そもそも商モラルのない業者が誠実な工事をやるだろうか?)、私には先の業者は完全に詐欺だとしか思えない。明らかに事実とは異なる説明をしている。

 他の工務店さんによると、その会社の名前は地元では聞いたことがないそうだ。ネットで調べると拠点は東京23区内にあって一応支店が地元にあるようだ。ホームページも持っており、それを見る限り一見悪徳業者には見えないのだが。

 なお、問題の業者が話した、別のモデルハウスとなった家も見に行ったが、一応その建材会社の名前の入ったサイディング材料で工事していた。曲がりなりにも、一応は工事はしており、工事もせずに金をだまし取っているわけではなさそうだ。何でもその家は地元の教育関係の偉いさんの家らしい。業者におだてられてその気になってしまったのだろうか(妙に家主をおだてるリフォーム業者も要注意である)... まぁ、かなり割高であることは確実だが、仕事自体はちゃんとやってる可能性はゼロではないからね...

 そこで教訓。やっぱり飛び込みのリフォーム業者を信用してはならない。家に来たら何が何でも玄関先で即シャットアウトが最上策である。それと一旦家へあげてしまったら、安上がりに済ませようというスケベ心を捨てること。その心理につけ込まれる。また、相手に失礼であってはいけない、ここで声を荒げたら世間体が悪い、というような意識もつけ込まれる元。
 とにかく一旦家に上げたら、最終的にはなりふり構わず怒鳴りつけて追い返すか、そのまま素直に業者の餌食になるか、二つに一つの選択肢になることを覚悟せよ(穏便に引き取ってもらうという選択肢はあり得ない。だから、しょっぱなからシャットアウトするのが最善の策なのである)。

 それに、大体感じが良いからと言って詐欺師でないなどということはありえない。そもそも感じが悪ければ被害者は警戒して詐欺なんかにひっかからない。むしろ詐欺師こそ愛想がよいと心得るべきだ。愛想の良い相手に厳しく出ることは、自身が「悪者」にならなければならず、極めて困難だ。愛想良さは詐欺師の護身術でもあるのである。

 ちなみに、最初に話しをしに来た若いセールスマンは、専門学校を出た後、プログラマーをしていたが、パソコン相手の仕事がつらくて人の相手をする仕事がしたくてその会社に転職したばかりだそうだ。いかにも世間を知らなさそうな若者だったが、あ〜ぁ... 可哀想に...

1) 悪徳外壁リフォーム業者の手口を紹介したページとして、例えば以下のようなものがある

「悪徳リフォーム業者の手口としてその2」(匿名個人によるブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/gaihekireform/2039095.html
 悪徳外壁リフォーム業者によるモデル商法の手口にに関するもっとも詳しい紹介。我が家に来た業者は、上に書かれている手口と100%同じで、信頼性の高い記述。上のページによると、元々は小林亜星の音楽でTVコマーシャルも打っていた「さいでりあ(新興産業: 2003年倒産)」の手口だとか。彼らの残党かもしれない。
 菅原文太を使ったTVCMを大々的に打っていた朝日ソーラーもそうだったが、TVコマーシャルまで打っているとしても(ましてホームページなんて何をいわんや)、まともな業者とは限らないということは肝に銘じておくべきだろう。
 なお朝日ソーラーは最近も行政処分を受けている(以下の消費者庁の行政処分公告を参照)。相変わらず悪徳商法継続中のようだ。
http://www.caa.go.jp/trade/pdf/111025kouhyou_1.pdf
(消費者庁2011.10.25付公示「特定商取引法違反の訪問販売業者に対する指示処分について」[再勧誘の禁止、迷惑勧誘の禁止違反])
 以下の記事をみると過去を反省してまともな企業に生まれ変わったように見えるのだが、所詮口先だけだったということか。

「「悪質な訪問販売業者」の烙印でどん底へ ソーラーに賭ける野武士集団の壮絶な闘い」
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/102/index.html (日経BP BPnet 2006.1.31付)
 もっとも「野武士」とは、最近誤解されているが、本来山賊・野盗のことを指すので、この記事のタイトルは極めて正しいのだろう。
 なお、朝日ソーラーの熱温水器を設置すると、「この家は押しに弱い家だ」とのサインを表示していることになりかねない。例え温水器自体は良くても、悪徳業者を大量に誘引することになりかねないので注意したい。

   ※悪徳業者がかつて打っていたTV CM例
    新興産業
    http://www.youtube.com/watch?v=xEe44lL6wAQ
    http://www.youtube.com/watch?v=vTDG18Rk7-4
    朝日ソーラー
    http://www.youtube.com/watch?v=7Y9_jLNLD34
    http://www.youtube.com/watch?v=53pdFLLxq1M

「リフォームで大損!悪徳業者の巧妙な手口」(ALL About)
http://allabout.co.jp/gm/gc/30260/
ここに書かれていることは、悪徳業者見分けのための基本知識だろう。最低限踏まえておくべき。

「アルミサイディング製品を利用して訪問してくる悪徳リフォーム業者について」(昭和アルミ株式会社)
http://showaalumi.net/blog/101.html
この記事の、

「注意:アルミサイディングを施工するという事は耐震補強工事ではありません。 (この工事をすれば耐震補強工事として2.5倍になります、阪神大震災で施工した実績があり、自分の会社で施工したものではないのに、新聞記事にも掲載されたと説明をして売り込んでくる悪質高額販売会社もいます、それはあまりにも誇張した表現であり、嘘、騙しです。そういった事を言ってくるリフォーム業者に限って施工実績のない、悪質リフォーム高額訪問販売業者に多いのでご注意をして下さい。←阪神淡路大震災後!?に訪問販売会社を設立した、高額訪問販売業者の営業マンがそのように施工実績がありそのように説明している事、自体がおかしい話なのですが。。。)」

という部分は、まさに今回の業者にどんぴしゃり当てはまった。都内にしか拠点がないのに、なぜ阪神大震災の事例を持ち出すのか(同じ工法だからということなのだろうが)、やや怪しいと思っていたのだが。ただアルミサイディングではなかった。

「悪徳!外壁リフォーム事件」 (住まい環境プランニング 昆寛氏のブログ)
http://dannetu35.blog90.fc2.com/blog-entry-36.html
実際に悪徳業者に頼んでしまうとどうなるか、その顛末を綴っている。

「サイディングクラック」 (NPO住宅110番)
http://npo.house110.com/bbs/sodan.php?kid=4994
サイディングはノーメンテで大丈夫という話が大嘘、というのは上の回答を見れば分かる。


「天使たちの訪問販売」(日経ビジネスオンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120626/233799/
やはりアルミサイディング材訪問販売経験者の筆者による、訪問販売の手口やセールスマンの実態を解説したコラム。具体的な手口は第5話 「説明キャンペーン」は「騙しのテクニック」?以下にあり。必見!特に第15,16話に核心が書かれている。

「塗り替えとリフォーム悪質業者の見分け方」(岡部塗装店 群馬)
http://www.ocabe.com/articles/miwake.html
サイディングではなく、主に外壁塗装の悪質業者の特徴を記述

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「悪徳外壁リフォーム業者に騙されないために」(当ブログ)
http://yohnishi.at.webry.info/201308/article_15.html

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※リフォーム会社検索・紹介サイト

ホームプロ (株式会社 ホームプロ[リクルート、大阪ガス他出資]運営)
http://www.homepro.co.jp/

リフォーム評価ナビ (一般財団法人 住まいづくりナビセンター 運営)
http://www.refonavi.or.jp/

ホームクリップ(株式会社ホームクリップ[リクシル、東京ガス、永大産業他出資]運営)
http://www.homeclip.co.jp/

外壁塗装110番 (株式会社アールピーネット 運営)
http://www.gaiheki110.com/
  外壁塗装業者紹介サイト

※リフォーム情報、相談

リフォネット (住宅リフォーム・紛争処理支援センター)
http://www.refonet.jp/

住まいるダイヤル (住宅リフォーム・紛争処理支援センター)
http://www.chord.or.jp/index.php

住まいのあんしん総合支援サイト(国土交通省住宅局住宅生産課)
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutaku-kentiku.files/kashitanpocorner/index.html

住宅瑕疵担保責任保険協会
http://search-kashihoken.jp/

日本住宅リフォーム産業協会
http://www.jerco.or.jp/

マンションコミュニティ リフォーム相談板
http://www.e-mansion.co.jp/bbs/board/reform/1

おしえてリフォーム
http://www.osiete-reform.com/



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは
建築士です
内容を拝見しました
リフォーム被害に合わないために、良く調べられていますね

根本的に、外壁リフォームは、下地を剥がしてから行った方が良いと私は思います
外張り断熱をプラスチック系断熱材で行なう場合は、基礎から屋根まで隙間なく、防湿材で気密(透湿性のない物)を取り、隙間なく断熱材を貼りつけ、気密補助材を用い気密補修をして防水シートを貼り通気胴縁を用いるのが正しいやり方です。
この場合壁体内の水蒸気は、外側に透湿しません。
きちんとした断熱効果を希望する場合、プラスチック系の断熱材の外張り+透湿は同居しない物なのです
通気層も充填断熱と違い、遮熱と防水がメインになります
外壁通気は、風、温められた空気の浮力、圧力差によって科学的に行われるものです
入り口があって出口が計算されていることが大切です
○○は危険な工法だ。○○は嘘だ。というように
あまり他を攻撃するような話は信じないほうが無難な気がします。同じ穴のムジナです。

なっちゃん
2013/09/17 00:47
なっちゃん様>
当ブログをご訪問頂き、また専門家の立場からのコメント有難うございました。他の方々にも参考になれば幸いです。
yohnishi
2013/09/17 22:27
こんにちは、造作家具を作っているものです

『※リフォーム会社検索・紹介サイト』なんですが、
もう一度よくお考えになってみて下さい。上の建築士さんが仰っているように、

『○○は危険な工法だ。○○は嘘だ。というように
あまり他を攻撃するような話は信じないほうが無難な気がします。同じ穴のムジナです。』

これを会社レベルの批判で考えてみて下さい。悪徳業者を攻撃することで簡単に利益を得る図式が見えてくると思います。

yohnishiさんのブログの通り訪問営業は高額で粗い施工をする会社が多いですが真面目に自社紹介をしている訪問営業の方もいらっしゃいます。
また、良心的な部類の大手メーカーさん、街の工務店さんもいればその逆も入り混じっています。

ブログの文面からとても不快な思いをなされたことお察ししますが、閲覧する方に提供なさる情報をよく吟味なさってみて下さい。
ばらかもん
2014/09/30 00:11
ご指摘ありがとうございます。リンク先検索サイトについては、私の方でこちらで検索すれば安心ということを保証するものではありません。

あくまでご覧になった方があちらこちらを探す際の参考にして頂く程度という趣旨で掲載しておりますので、そのリンク先の情報を信じるかどうかは自己責任ということでお願いしたいと存じます。
yohnishi
2014/10/01 00:03

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