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zoom RSS 朝鮮半島南北対話再開を巡って

<<   作成日時 : 2013/06/09 01:15   >>

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 北朝鮮が6日南北当局間の対話を提案し、韓国政府は同日受け入れを表明したという1)。さすがに中国による経済封鎖が功を奏したようだ。
 これでクリアになったことは、北朝鮮問題を巡る決定的なプレイヤーはやはり中国であり、中国の介在なき北朝鮮問題の解決はあり得ないということである。また中韓が対北スクラムを組むメリットも韓国側、並びに北朝鮮を巡る諸国に明らかになった。韓国は今後ますます中国重視に舵を切る、もしくは少なくとも舵をきるふりをするだろう。そして対北牽制効果を考えると、そのこと自体を他のプレイヤーが批判することは困難だろう。

 一方、日本側に取ってみると、対北朝鮮安全保障は、中韓の北朝鮮牽制による副次効果としての実現に期待・依存せざるを得ず、日本は主体的に対北朝鮮問題を解決する能力がないということも明らかになったと言える。朝鮮総連がそれなりに健在であればそれを交渉カードとして使う余地があったであろう。しかし、もはや足利銀行の送金ルートはなくなり、朝鮮総連は壊滅同然である今日、北朝鮮にとって日本との関係改善はどうしても必要なものではなく、所詮オプショナルな(望ましい程度の)ものでしかない。

 もちろん、日本側が送金ルートを再開させれば、北朝鮮にとって、中国に首根っこをつかまえられたときの保険にはなるが、日本政府による送金ルートの再開などは、到底日本の世論が許さないだろう。

 だとすれば、もし日本側が拉致事件を本気で解決する気があるならば(しかも日本側の譲歩を最小限に済ませるためには)、少なくとも米中韓と連携して共同歩調をとる必要がある。しかし、日本側は今闇雲に中、韓との関係を悪化させており、そんなことは到底望めない。

 もっとも、今、拉致被害者の会を「支援」している人の大半は、拉致問題の解決を本気で望んでいる訳ではないだろう。到底実現しそうにない「拉致問題の解決」を、北朝鮮バッシングして気晴らしをするための口実に使っているだけだ。時に日本側の譲歩を含めた中韓と関係改善をしてまで拉致問題の解決を望む人は、被害者家族を除けば、ほとんどいないのではないか?
 本当に解決を志向するなら、「転向」後の蓮池透氏のような「現実的」認識に立たざるを得ないと思うが、このような認識を支持する人は少ないだろう。所詮、多くの人々の気持ちは、「北朝鮮を罰したい」以上ではない。

 内閣官房参与、飯島勲氏の北朝鮮訪問(2013年5月14-17日)も、小泉政権時代を彷彿させる「何か思いきったことをやったふり」以上のものではあり得ないだろう。

1)例えば、日本経済新聞「南北対話1年9カ月ぶり 韓国、北朝鮮の提案受け入れ」2013.6.6付参照。http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0605K_W3A600C1FF1000/


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