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zoom RSS 藤巻健史氏の逆説的アベノミクス評価

<<   作成日時 : 2013/03/31 11:20   >>

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3/28付日経オンライン版の以下の記事(会員限定)

「浮かれるのは早い 迫る日本リセットの衝撃」(藤巻健史)
http://www.nikkei.com/money/column/moneyblog.aspx?g=DGXNMSFK2500H_25032013000000&df=1

この中で、藤巻氏は「アベノミクス」を評価しているが、おもしろいのは、その評価理由は世間の評価理由とは異なる。「アベノミクス」は日本の財政破綻を招くからよいというのだ。このままではどうせ財政破綻は避けられないだろうから、どうせなら「アベノミクス」でさっさと破綻させるべきというのだ。

日本が財政破綻すればハイパーインフレが起こり、年金制度も崩壊する。年寄りは路頭に迷うが、逆に若者はハイパーインフレで国の借金もチャラになり、破綻後の日本は次世代にとってバラ色の未来になるというわけだ。

つまり、68年前の敗戦と同じことになるわけだが、それでも戦争がないだけましと考えるべきだというのだ。

藤巻氏は言う。「国家公務員に給料を払うお金がなくなるし、尖閣諸島を守る船の重油だって買えなくなる。橋や道路を売って公務員の給料に充てるわけにはいかないし、特殊法人への貸し付けを回収して重油を買うわけにもいかない」

つまり、日本が財政破綻すれば、尖閣だって中国に奪われ放題。その最短近道をまっすぐ進むのがアベノミクス、という訳だ。そして、かつて日本が第2次大戦敗戦後、朝鮮、樺太、台湾を失って、国家の財政はスッカラカンになったときのように、日本の国家財政がすっからかんになり、尖閣も竹島も千島も永久に失うが、日本の借金もハイパーインフレでチャラにした第2の戦後で、最貧国日本に戻り、あとは豊かになるしかないという状態になれば、希望にあふれた国になる、と説いているのである。

そいういう日本破綻、第2のリセットへの近道として、彼はアベノミクスを評価している。

そう考えれば、今のアベノミクス時代は、イケイケどんどんで戦争の深みにはまっていた時期の日本に相当する訳である。そう考えれば、いまの安倍内閣、右傾化も当然だろう。

 かつて、TBSが原爆投下時の乗組員を広島に呼んで、被爆者と対話させるという企画番組を放映した1)。このとき、原爆投下爆撃機乗組員だったか、計画を企画したアグニュー博士に対し、被爆者たちが、原爆投下に対して反省しないのかと迫ったときに、彼らは、あなた方を気の毒だとは思うが、あなた方が戦争を遂行した政府を支持した報いであり仕方ない、と返した後、被爆者たちは口々に「悔しい...」と叫んでいた。だが、いま、雰囲気だけで右傾化やアベノミクスが支持される状況を見ていると、やはり国家がイケイケどんどんで戦争に邁進していったとき、それを支持した国民の戦争責任もやはり問われても仕方ないのではないか、と改めて思わされる。
 もちろん、なぜ原爆被害者のみがああいうかたちで報いを受けなければならなかったのかという、不条理はあるにせよ。

 さて、もしアベノミクスや一連の安部=自民党の政策が全くの失敗に帰したときに、我々国民はその責任、報いを引き受ける覚悟があるだろうか?単に、政府、安部に騙されたでは済まさない覚悟があるのだろうか?

1)  2005年8月5日 TBSで放映『戦後60年特別企画 ヒロシマ』。この番組の記録は、TBSテレビ「ヒロシマ」製作スタッフ編, 2006,『ヒロシマ あの時、原爆投下は止められた』,毎日新聞社で読める。


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