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zoom RSS 民主党大敗の教訓 - 「正常性バイアス」の罠

<<   作成日時 : 2012/12/20 17:36   >>

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 予想されていたこととは言え民主党が大敗した。メディア各社の事前予想では自民党280以上、自公で300以上と言っていたので、メディア予想よりさらに自公が上積みした計算だ。

 しかし民主党所属の議員たちの大半が、野狸首相が民主党を泥舟に乗せてぶくぶくと川に沈ませていく様子を見て、なぜ手をこまねいて、ただ見ていたのか。謎だ。泥舟に乗っているのを分からなかったのか?

 野狸クンは、たぶん半径3メートルしか見えていない。そして相当のナルシストなのだろう(ナルシストに相応しい顔ではないように思うが... )。自分を消費税導入の英雄に仕立てられれば、民主党なんてどうなっても構わない.. と思っていたのだろう(もしこれで民主党を救えると思っていたとしたら相当「頭の不自由な」お方である)。小田島隆の「ピースオブ警句」でも、野田首相の演説は近くで聞くと結構立派に聞こえてしまう、と指摘していた1)。民主党の面々はそれで大丈夫と思っていたのだろうか?

 やはりこれは災害心理学者、広瀬弘忠氏の言う「正常性バイアス」2)の罠にかかっていたと考えるしかないのではないか?まさか、こんなことになるはずはない、大丈夫だろう、と身に迫っている危険を過小評価していた、ということだ。
 そして国民の怒りという大津波に飲まれて、民主党海岸には瓦礫が残るばかりとなったということなのだろう。

 それを国民は「何だ、言ってたことをやらないばかりか、言ってたことと反対のことしかやらないじゃないか。津波に飲まれてザマミロ」と傍観していた、というのが今回の総選挙だろう。

 だが、今までは泥舟に乗っているのは民主党だけだった。そしてそれは多くの国民にとっては他人事だった。しかし、今回の総選挙で、今度は日本全体が泥舟に乗ってしまったのではないかという危機感を、私はぬぐえない。

 安部クンの国防軍の創設、だとか、尖閣問題には強く出る(=中国との対立を激化させる)だの、日銀に国債を引き受けさせる(=アルゼンチンのようなハイパーインフレを引き起こす懸念)と言った主張に、多くの国民は「まさかそこまではやるまい」(どうせ最近の「マニュフェスト」というものはできない、やらないことを並べるのだから)と、ニヒルに多寡をくくっているのだろう。
 だが本当にそうだろうか?脱原発をかなぐり捨て単なる極右政党になってしまった「維新の会」と協力すればどうなることやらわからない。

 今までは我々が民主党を笑っていたが、今度は我々こそが民主党と同じ「正常性バイアス」にかかっているのではないか?そして泥舟でぶくぶく沈むのは今度は我々の番ではないのだろうか?

 率直に言って今回の衆院選は「ウンコ味のカレー」と「カレー味のウンコ」のどちらを食うかという選択だった。しかし、この政治危機において投票率が最低級だったということは、その選択を回避しようとして、結局「カレー味のウンコ」を食わされる結果になっているということではないか?

 とりあえず今は「カレー味」を食わされてる(=「正常性バイアス」にかかっている)ことに一定の安堵があるようだが、結局多くの人が選択を回避した結果「ウンコ」を食うことになり、泥舟に乗ってしまっていることに自覚的になる必要があるのではないだろうか?

1)小田島隆『ピースオブ警句』「政治家の演説口調が行き着く果て」2011.9.2
2)広瀬弘忠, 2004,『人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学』,集英社(新書)

P. S.
「正常性バイアス」とは簡単に言えば「茹でガエル現象」のことである。




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