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<<   作成日時 : 2012/08/20 08:38   >>

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今日は市内バス編。

ソウル

 まずはソウル周辺のバス停。最近(といっても李明博のソウル市長時代からか)の韓国のバス停は、路面電車式に道路の中央にバス専用レーンがあって、それに電停のように中央にバス乗降場が設けられている。上は江南駅前のバス停。下はソウル近郊の華城市にあるニュータウン内のバス停。
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 但し、江南のように大量のバスが発着するところは、道の両脇にも従来型のバス停があって、どの路線のバスがどのバス停で発着するかはそれぞれの路線、それぞれの停留場によって異なり、複雑極まりないので、市内バスに乗る予定があるなら事前に調べておく必要がある。

 これを調べるには、PCまたはスマートフォン上でハングルの読み書きができるなら、これは簡単だ。最近はインターネット上の地図サービスを使うとバス停の位置表示や、どの路線がどのバス停から発着しているか、その路線の路線図に、果ては、あと何分でそのバス停にバスが到着しているか、そしてあるバス路線のどこをバスが走っているかが調べられる。これはすばらしい。主要都市は対応しているところが多いが、地方都市ではまだまだ使えないところも多い。また空港リムジンバス路線などは実車走行データまでは出ないようだ。
 日本で、バスロケーションシステムを採用している会社もなくはないが、地図サービスと連携している訳でもなく、他社のバスまで出ている訳でもないので効果が非常に薄い。バスロケシステムのユーザインターフェースの仕様もばらばらだ。
 私が愛用しているのは、Daumの地図サービスでURLは、 http://local.daum.net/map/ 因みにGoogle Mapでは使えない。このサービスに気づいたのは、2、3年前にそれまでよく使っていたコンナムルという地図サービスがサービスを停止してDaum地図に統合されますという案内を見て、Daumの地図サイトを見たのがきっかけ1)。なお、Google Mapのルート検索でも、A地点からB地点への交通機関、ルートは検索できるが、リアルタイムな実車走行データは出てこない。また、路線図はODsay.comへのリンクが表示されるのみ。
 日本のバスロケーションシステムのリンク集もあるが(http://www12.plala.or.jp/windsock/road_info/buslocation.html) Daum地図と見比べれば、そのユーザインターフェースのばらばらぶり、ダメさ加減が良くわかる。結局ろくに使われずに廃止されたシステムも多い2)。
 
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 但し、ソウルの一般バスが外国人フレンドリーでないのは相変わらずで、今回乗った郊外へ行く広域バスでは、相変わらず車内放送は韓国語オンリー。バスTVと称してバスの運転席の横にコマーシャルやニュースを流す画面が設置されているが、これで次の停留場案内をローマ字で表示するだけでも違うのに、と思うのだが、そういった活用方法はされていない。やはり韓国語のできない人にはまだまだバスの敷居は高い。もっとも外国人フレンドリーでないのは日本のバスも五十歩百歩か。一方少しでも韓国語ができれば(そしてスマートフォン等が活用できれば)、大幅に利便性は高まっていると言える。

 それと、T-money等の交通カードが活用できるのは既に広く知られているだろう。一般の市内バスなら料金は一律10%引きになる。但し空港リムジンバスでは割引してくれなかった。30分以内に別のバスや地下鉄に乗り換えるときに料金割引(もしくは無料化)があるのも日本の交通カードに比べて便利でユーザに親切。日本の交通カードの利用者になるべく割引料金で乗せないような不親切な設計は如何なものかと思ってしまう。

 バス交通システムに関しては、明らかに日本の方が韓国より後進国。日本の交通事業者は韓国を見習うべき点は多い。

 ちなみに今回10年ほど前のソウル交通カードと、5年ほど前のT-moneyカードを持って行ったが、なぜか空港鉄道の券売機では5年前のT-moneyの料金積み増し(韓国では「充電」と言っている)はできず、10年前の交通カードはOK、そしてソウルメトロの券売機では5年前のT-moneyはOKだが、10年前の交通カードは不可という現象に出会った。但し電車、バスに乗るにはどちらも支障がなかったのはさすが。おそらく最近のT-moneyでは何の問題もないとは思うが...
 と思ってWikipedia韓国版の記述をいくつか調べてみると、どうやら私の持っているT-moneyは普及型T-moneyであり、フィリップス社のメモリーチップ技術を使ったカードらしい。しかし現在のT-moneyはすべてCPUが内蔵されたスマート型(旧高級型)T-moneyに切り替わっており、普及型T-moneyは廃版になっているとのこと。
 おそらく、スマート型のT-moneyであれば何の問題もないのだろうが、旧型のメモリー型T-moneyや交通カードに関してはどうやら券売機の型によって、対応可能なカードに癖が出るようだ。

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 なお、これは他の資料でも良く言及されていることだが、韓国のバスの運転は荒い。立っている場合両手でつかみ棒や吊手を掴んでいないと転んでしまうほどだ。但し、これは韓国のバスの速度が速いことの裏返しでもある。
 私の知人で1年ほど韓国に留学していた人が、酔っぱらってバスの終車を逃したとき、地下鉄の駅から自分の住む宿舎までバスで10分ほどだったので、酔っぱらっていたこともあって、日本の感覚で、歩いて行けばいいと歩き出したところ、結局延々数時間歩くことになってしまった、と言っていた。
 日本のバスなら評定時速が20km/h程度以下だろうから10分ならせいぜい3km程度だろう。酔っぱらっていたとしても1時間はかからない距離だ。だが韓国のバスは道が広いこと、そして往々にしてタクシーを蹴散らして走るので、時に評定時速が5-60km/h出ていることがある。10分なら下手をすると10kmあることになる訳だ。
 運転は荒いが速いバスと、安全を重視した運転だが、遅いバス。まさに文化の違いと言わざるをえない。

 また、韓国の公共交通ではお年寄りに席を譲るのが徹底しているが、この運転では、とうてい、お年寄りが怪我なく立ってバスに乗れる状況ではない、という点があるのではないか。また韓国では重い荷物を持っていると、よく座っている人が持ってあげましょうと親切に持ってくれるのも、やはり同様の事情からであろう。

 ということは、日本の公共交通マナー向上には、タクシーを蹴散らして走るバスの導入が最適!?よく言えば、お年寄りが安心して立っても乗れるのが日本の公共交通ということなのだろうが...


(この項次回に続く)

1)なお、Daum地図の「実時間バス情報」サービス提供が始まったのは2011.4.22より (http://blog.daum.net/daumcomm/15816357 のDaum公示参照)

2) なお、国内でDaum地図の「実時間バス情報」サービス提供に近いケースとして、山梨県バス協会・山梨県・山梨大学共同で行っている「やまなしバスコンシエルジュシステム」がある。運用開始は2010.7.15とDaum地図より一足早い(http://www.pref.yamanashi.jp/release/kankou-sk/2207/bus-concierge.html 山梨県公示を参照)。
なお、システムのURLはhttp://busmaps.jp/yamanashi/ (PC版) http://busmaps.jp/yamanashi/modules/BusMap2/mobile/ (携帯版)
問題はなぜこれが全国に普及しないかだが....

前の記事 http://yohnishi.at.webry.info/201208/article_10.html






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