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zoom RSS 80年代韓国エロス映画の一例『合宮』

<<   作成日時 : 2011/06/18 00:07   >>

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画像 韓国の伝統的なピョン・ガンセとオンニョの物語をモディファイした韓国エロスもの映画。

 朝鮮時代、世の中が混乱している頃、平民チェ富者は、自分の家柄を高めるために、自分の娘と没落した士大夫(サデブ)の後裔であるカン・デウン(イ・テグン)の結婚を画策する。しかし、話がまとまりかけたころ、占い師に宮合(クンハプ=男女の相性)を占ってもらったところカン・デウンの相は妻を殺しかねない相だからやめるよう強く警告される。しかし家柄を高めるまたとない機会を逃してはならじと、警告を無視して娘とデウンの結婚を強行。果たして二人の初夜の晩、デウンの余りの精力の強さのため、まぐわった直後娘は死んでしまう。
 怒ったチェ富者はデウンを殺人罪で告発。デウンの父は息子を何とかしようと、李朝参判の地位にあるキム大監に掛け合って、キム家の食客にしてもらう。デウンは父が必死にキム大監に掛け合っている間に、居酒屋で酒を飲んでいて、女主人の尻にむらむらときて彼女と交わってしまう。
 ともあれキム家の食客となったデウンはキム大監と彼と親しいファン大監を襲った刺客を退けたことでファン大監(ペク・イルソプ)の信任を得て、ファン大監宅で起居することになる。そして重要な書類の配達の重責を担うことになる。そんな中、キム大監の娘オクソン(アン・ソヨン)がファン家の惣領に嫁ぐことになる。ところがオクソンもまた、連れ合いを殺してしまう相だったのだ。オクソンはファン家の惣領と初夜を送ったその晩、惣領はオクソンのあまりの精力の強さで死んでしまう。
 ファン家に嫁ぐなり寡婦になってしまったオクソン。そんなオクソンの沐浴する姿を覗き見するデウン。だが、覗き見していた事実をオクソンに知られてしまう。もはや到底ファン家にいられないと家を出ようとするデウンにオクソンはなかったことに... と告げる。さらにオクソンが夫の墓に墓参に行った帰りに賊に襲われた際にデウンが彼女を助けたことをきっかけに、オクソンとデウンは通じてしまう。ファン大監はデウンの様子をうすうす気づきながらも寛大な姿勢で臨んでいたが、ファン大監の妻はデウンを下人のように考えており、デウンとオクソンが通じている事実を突き止めると、それをおおっぴらにして騒ぎ立て、ファン大監もデウンを罰さざるを得なくなってしまう。果たしてデウンとオクソンの運命は...

 軍事政権末期にかなり作られた韓国エロスものプログラムピクチャーの一作。当時全盛期だったイ・テグンが女性モテモテの精力絶倫男の役回りを果たせたうえに男性にご都合主義的な展開というところ、そしてオクソン役のアン・ソヨンの真っ白な顔にくっきりと眉を描いた化粧は、やはり時代を感じさせる。

 韓国での公開は1988年11月19日。観客動員数は17312名(ソウルのみ、KMDBデータ)。日本国内未公開。

 監督のナム・ギナム(南基男)は1947年4月光州生まれ。ソラボル芸術大を卒業し、1960年12月ハン・ヒョンモ監督の『王者ホドンとナンラン王女』の演出助手を務めることで映画界に入る。その後多くの映画監督の下で12年間の助監督生活を送り、1972年『わが娘よ、泣くな』で監督デビュー。
 デビュー直後『男の涙』撮影中に製作者が問題を起こして撮影を中断。やむを得ず2年間香港映画界で活躍することになる。1976年ふたたび韓国映画界に復帰。主にコメディ、アクション映画を中心に様々なジャンルの映画を手掛ける。
 彼は韓国映画界で、低予算の早撮りで有名で100本余りの映画を監督。早撮りの余り、映画に遺漏があるある場合も多く、評論家からも高い評価を受けてはいないが、早撮りを武器に韓国映画界で頭角を現す。特に『ヨングとテンチリ』(1989)および『平壌裸足』(1980)で大ヒットを飛ばす。最近は『カルガリファミリーとドラキュラ』(2003)『バリバリ チャン』(2005)『童子大騒動』(2009)など主に児童映画を手掛ける。以上韓国映画データベースKMDBやDaum映画データベースの記述を参考に執筆。90年代後半以降、韓国映画観客の趣向が大きく変わったにもかかわらず、現在に至るまで撮り続けている点が凄い。

 韓国盤DVDは、VHS画質にフィルムの傷、埃も残っているとはいえ、幸いほぼオリジナルの長さを維持している。またパッケージには4:3と書いているにもかかわらず16:9のアナモルフィックワイドスクリーン収録。

原題『합궁』英題『Sexual Compatibility』監督:남기남
1988年 韓国映画 カラー

DVD(韓国盤)情報
発行: SM Screen 販売: New Media Park 画面: NTSC/16:9(1:1.85) 音声: Dolby5.1 韓国語 本編: 103分 
リージョンALL 字幕: なし 片面一層 2010年 12月発行 希望価格W14500

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