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zoom RSS ユッケ食べて死亡 - 韓国では...?

<<   作成日時 : 2011/05/06 05:01   >>

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 日本で富山、福井などの焼き肉チェーン店でユッケを食べた客が病原性大腸菌O111のため死亡したニュースが流れたが、

 5/5の朝、民放のニュースを見ていたら、細菌学専門の大学教授がどうやってユッケの衛生状態を確保するのかに関してコメントしている場面が流れた。その中で出演者の一人が、日本は衛生基準を満たしたユッケ用肉は流通していないとのことだが、ユッケの本場の韓国では大丈夫なのかという質問をして、その大学教授は、よく分らないが、韓国でも事故は出ているのではないか、とコメントしていた。

 おそらく、その大学教授は韓国の状況を知らずにいい加減なコメントをしていると思うが、果たしてどうなっているのか韓国のサイトを検索してみると、やはり日本のニュースを伝える記事が圧倒的だが、その中にこんな記事が...

「有名チキン、ユッケ業者 衛生状態ひどい」(スポーツ・カン[京郷新聞系スポーツ紙] 2010.4.10記事)
http://sports.khan.co.kr/news/sk_index.html?cat=view&art_id=201004211635593&sec_id=560101

 この記事によると、韓国の食品医薬品安全庁は2010年2-3月に掛けて、16の市、道の地方自治体と共に、チキン専門店ならびにユッケを出している飲食店1万773カ所を立入検査して、その内310店を衛生基準違反で摘発したという。その主な違反内容は、食材の扱いや、従業員の健康診断義務違反、原産地偽装、衛生基準違反など。

 その内、ユッケを扱う飲食店の場合、検査を行った1426店中、違反は45店(3.1%)、また違反店中の違反内容はリステリア菌および黄色ブドウ球菌検出(3店)、大腸菌陽性(16店)、流通期限経過食材使用・保管(4店)、原産地偽装(5店)、健康診断未実施(4店)、その他衛生取り扱い基準違反(13店)ということだ。

 因みにチキン専門店の違反は2.8%とのこと。

 また摘発されたユッケ提供飲食店は、「百済ユッケ物語」「ユッケ至尊」「ユッケ独尊」「ユッケ村」「ユッケ達人」「ユッケ広場」などだそうである。

 この違反(3.1%)を多いと見るか、少ないと見るかは微妙であるが、少なくとも食品医薬品安全庁で衛生基準を定めたり、立入検査をしているという事実は確認できる。因みにリステリア菌というのは日本ではあまり聞かないが、日本では大丈夫なのだろうか。

Wikipedia日本版「リステリア症」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2%E7%97%87

 また、こちらは多少古いがハンギョレ新聞の2004.9.12付け記事

「ユッケ用牛・鶏肉、流通時細菌<うじゃうじゃ>」
http://www.hani.co.kr/section-005000000/2004/09/005000000200409121831040.html

 これによると、最近(2004年当時)ユッケ用肉の屠殺時衛生管理基準が強化されたが、流通段階で細菌が増殖し、デパートや飲食店での販売段階で大腸菌や黄色ブドウ球菌が100-1万倍に増えていて、屠殺時だけ衛生管理強化をしても、流通時に細菌を増殖させては何もならないとの指摘記事。
 ただこれに対しては2004年8月に畜産物加工処理法施行令改正案が発表され、2005年2月から畜産物の保管・運搬・販売時の衛生基準義務適用が行われるので改善されるだろうと当局関係者は説明しているとのこと。

 また、韓国消費者連盟などが本当に食肉処理場が衛生基準を守っているのか2004年7月に調査したところ、処理場から出る廃棄物の処理で問題のあるところがある、との指摘も。

 これらの記事を読む限りでは、飲食店の全てが実際に基準を守っているかどうかはともかく、少なくとも韓国ではユッケ用の生肉の処理や保管、流通に関して基準が存在し、また当局も時々立入検査を行っているという事実は確認できる。日本では基準は存在するが、それに合った肉は流通せず、店と客の「自己責任」だけに任されているのとは違うということだけは言えるだろう。「細菌うじゃうじゃ」という刺激的タイトルとは逆説的に、韓国の当局は衛生管理責任を果たしている一方、日本こそが「細菌うじゃうじゃ」状態であることが明らかだろう。

 また日本では最近消費者運動なるものはすっかりどこかへ消えてしまったが、韓国ではまだ健在のようで、これらの存在が韓国の食品衛生の現状に対して一定の監視役を果たしていることも確認できる。

 日本では厚生労働省や衛生管理当局の姿勢も問題なのかもしれないが、消費者運動なども消えてしまい、すっかり「市場の選択」にお任せ、「お客さん」の地位にあぐらをかくようになった消費者の問題もあるのではないだろうか。

※なおハンギョレ新聞の記事見出しの「득실」は「득시글거리다(うじゃうじゃうごめく)」を短縮して名詞化したもの

ちなみに韓国の食品医薬品安全庁、食中毒予防対国民広報センターにある、韓国、日本、アメリカ、台湾、EUの食中毒発生状況比較統計ページのURLを参考に掲げる。
http://www.kfda.go.kr/fm/index.do?nMenuCode=69

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