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zoom RSS 安東の町おこし映画『私たち会ったことありませんか?』 - 韓国映画

<<   作成日時 : 2011/04/25 06:24   >>

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画像 本作品はハフェマウルなどで有名な慶尚北道安東市などが出資して作った映画で、どうやら「町おこし」映画のようだ。安東で発見された、420年前のある両班の妻の夫に宛てた手紙をモチーフに、現代の男女の因縁を描く。

 ソウルの会社で写真家として働くウンキョ(パク・ジェジョン)。彼は父を早くに亡くし、母一人子一人だが、その母は入院中。そんな中、会社が外資に買収され、彼はリストラされることに。さらに付き合っていたガールフレンドからも、彼と結婚する気はなく、見合いをすると告げられていた。だが幸い大学の先輩(マ・ドンソク)のおかげで安東市の市民文化センターで写真を教える講師の口を紹介され、安東に赴くことに。
 彼は安東で伝統的な韓屋に住むパク「将軍」(チョン・マンシク)の家に下宿することになり、そこの娘イヌ(ユン・ソイ)と知り合う。パク『将軍』もやはり妻を早く無くし、父ひとり子一人の家族。実は彼女は市民文化センターの事務職員でもあるのだが、ウンキョはイヌを見た瞬間「私たち会ったことありましたっけ」?
 実はウンキョは以前より、いつも同じ夢を見る癖があった。どうやら彼女はその夢で出会う人に似ているのだ。一方、イヌも、子供の頃時々意識を失う病があり、それを心配した父親は箱入り娘として大切に大切に育てているのだった。そして今も様子を見るため月1回ソウルの病院へ通っているのだった。
 最初の講義の時、ウンキョはイヌに自分には彼女がいると告げる。だがガールフレンドは見合いした別の男と結婚する決意を固めウンキョに結婚の招待状まで送っていたのだった。ウンキョに「彼女がいる」と知りながらも、イヌはウンキョと徐々に親しくなっていった。また、ウンキョはイヌが同じ東国大学に在学し、写真同好会に一緒にいたことも思い出した。
 そんなある日、ウンキョに元彼女から電話が入る。講義を休講してあわててソウルへ向かったウンキョだったが...

 監督は、CF監督、映画マーケッティング、脚本家の経験のあるというイム・ジンピョン。また主演の二人は、役と同様、実際に二人とも東国大学出身。ユン・ソイは韓国ドラマ『ガラスの城』で主演。パク・ジェジョンはドラマ『君は僕の運命』に出演しており、日本の公式ブログもある。
 映画の内容は前世の因縁が二人を近づける、というややありがちな設定。ただ哀切な愛情を描いた作品と評価する人もいると思う。おそらく安東市の要求で420年前のラブレターを題材にして現代劇を... という注文だったとすれば、まあやむを得ないところか。また俳優の演技力の問題か、それとも演出上の問題か、展開がもたつくと感じられる部分がある。心温まる作品とみるか、あるいは退屈な映画と感じられるかそのあたりはその人の感性によって評価は分かれそうだ。とりあえずユン・ソイとパク・ジェジョンのファンの方にはお薦めしておこう。

 本作品はプチョン国際ファンタスティック映画祭出品作。韓国では2010年11月25日封切り。全国観客動員数は1928人。国内未公開。

 監督のイム・ジンピョンは1969年ソウル生まれ。2007年『幽霊物語』で、自分の脚本にて監督デビュー。2008年『子ども王子』で脚本。2008年アイルランド音楽旅行を扱ったドキュメンタリー『2つの目で見たアイルランド』でチェチョン国際音楽映画祭、審査員特別言及賞。そして本作で監督&脚本担当(以上Daum映画データベースを参考に記述)。

 なお、DVDの画質は非常に優秀。優秀PAL盤に迫る画質。本作品は独立映画に近い位置づけだと思われるが、最近の韓国一般商業映画のDVDより画質が良いというのはどういうことか? おそらく、低予算作品なのでオリジナルがおそらくHD素材で撮影されており、テレシネを一切介していないせいかもしれない。但し、過去HD素材の独立系韓国映画DVDでは、あまり解像度が良くないものが多かった。デジタル技術の進展によりマイナーの方がクオリティが高いという逆転現象が起こりつつあるのか、それともBlu-rayの普及を見越して意図的に一般商業作ではDVDのクオリティを落としているのか..!?

原題『우리 만난 적이 있나요』英題『Try to Rememeber』監督:임진평
2010年 韓国映画

DVD(韓国盤)情報
発行・販売: EOS Entertainment 画面: NTSC/16:9(1:1.85) 音声: Dolby5.1 韓国語 本編:114分 
リージョン3 字幕: 韓/英(On/Off可) 片面二層 2011年 2月発行 希望価格W25300

▽本作は「記憶の中の僕たちへ」との邦題で国内版DVD刊行

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『月の光をすくい上げる』- イム・グォンテク監督101番目作品は韓紙PR映画
 本年(2011年)3月に公開されたイム・グォンテク監督101番目の映画作品。『月の光をすくい上げる』(直訳だと「月の光すくい上げ」)の英題は"Hanji"つまり「韓紙」。英題が示す通り本作品は、世に知られない韓紙を宣伝するのが主目的である作品だ。民間資本も入っているが主に全州市(全羅北道)が資金提供し、全州国際映画祭実行委員会が制作主体となって作った言わば、市の作った町おこし映画と言える。実話を元にして作られた作品だという。 ...続きを見る
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2011/08/05 07:09

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大変に参考になりました。安東俊幸
安東俊幸
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2011/04/29 11:35

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