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zoom RSS Web備忘録 - 世界に通用しない日本企業のコミュニケーション

<<   作成日時 : 2011/01/05 00:00   >>

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画像 日経ビジネスオンラインの「強烈な成功体験がアダになる - 中国の「国情」理解なしにコミュニケーションは図れない」(金鋭著)という以下の記事(2010.12.28)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101221/217669/?P=1&ST=spc_glbl

この記事の中で、次のような指摘がなされている。

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「期待」と「推測」で意志疎通はできない

 例外もありますが、日本企業では基本的に同一民族が同じ言語でコミュニケーションをとっています。“同じDNA”を持った大学新卒者として採用され、専門用語を含めて同じ企業文化の中で経験を積みますから、「期待」と「推測」によるコミュニケーションが成り立っているのです。

 「○○君、この企画書は雰囲気が違うなー、ちょっとうまく直してみて」。よくあるコミュニケーションだと思いますが、中国では通用しません。

異文化を持つ異国である中国では「なぜ企画書が必要なのか?」から始まり、上記のようなケースであれば企画の意図や背景を含め具体的な指示が必要になってきます。

 「○○君、この企画は○○社の販売計画を2倍にするための企画なので、うちの会社としてはとても重要だ。3ページ目のグラフは折れ線じゃないと意味がない。それに加えてこのテキストだと伝わらないので3つのポイントに絞って書き直してくれ」という具合です。

 「ちょっと直してみて」と指示して返ってきた企画書は、予想したものと大きく異なる可能性が十分にあります。その時、「全然だめじゃないか。なんで分からないかなー」とでも言おうものなら、中国人社員のモチベーションの低下は容易に想像ができます。「期待」と「推測」のコミュニケーションは通じないのです。

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 実はこのテーマ、在仏日本人社会から「国辱もの」との大批判を浴びた、以前レビューしたフランス映画『畏れ慄いて』のテーマでもあるのだ。主人公のアメリーさんは、大企業「ユミモト」(住友商事がモデルだと言われている)様々な失敗をやらかすが、上司から叱られた時に、決してその理由を説明されることはない。

 例えば、アメリーさんがMr.ジョンソンをゴルフに招待する手紙の英訳を命じられ、英訳すると、「やり直し」「やり直し」の嵐。だがなぜやり直しなのか理由が説明されることがない。アメリーさんが、テンシさんの仕事を手伝うと、そのことを理由に叱責される。その責はテンシさんが全て被ってくれたけれど、なぜそれがダメなのか、その理由が説明されることは殆どない。一事が万事である。

 そのため、彼女は不思議の国のアリスならぬアメリーさんにならざるを得ない。

 もちろん、映画作品(&小説)であるから誇張して描いている部分はあろう。しかし『畏れ慄いて』を見て、「嘘ばかり」「国辱映画」との反応しか出てこない日本の企業人は、国際化に向けた日本企業の問題点を何も自覚していないと言わざるを得ないだろう。

 社内公用語を英語化を云々する以前に、社内コミュニケーションのあり方自体を見直す必要があるのではないだろうか?

『畏れ慄いて』映画評
http://yohnishi.at.webry.info/201009/article_2.html

※東京・京橋のフィルムセンターの「現代フランス映画の肖像」で2011年 1/19, 2/10に本作品の上映がおこなわれる。詳細は下記をご覧下さい。
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2011-1-2/nittei.html





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