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zoom RSS 『かかしたちの土地』 -韓国映画-

<<   作成日時 : 2010/01/16 00:54   >>

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画像 ノ・ギョンテ監督による2008年度インディー映画。かなりアート色の強い作品。

 登場人物は3名。性同一性障害の女性で、自分は本来男性だと信じている40代女性チャン・ジヨン。その彼女が、韓国男性がフィリピン女性の嫁探しに出かけていくという話を聞いて、自分もフィリピンで女性のパートナーを探そうと出かけていく。そして自分を男性と偽って韓国に連れてきたフィリピン女性、レイン。そして、幼い頃フィリピンから韓国に養子に貰われてきた男の子ロイタン。映画の舞台はフィリピンと韓国の慶尚道洪城。
 レインはチャン・ジヨンにつれられて、韓国到着後、チャン・ジヨンの体が女性であることを発見して、彼女の元を飛び出し、廃車となったバスの中で暮らしている。そんなある日、やはり、養母から酷く叱責され家を飛び出したロイタンと偶然公園で出逢う。ロイタン養母から自分が最早必要とされていないと感じているが、さりとて、最早フィリピンの記憶はなく、最後のつてとして幼い頃自分を捨てて家を出奔したという養父を捜している。その過程で、同じフィリピンから来たレインとますます親しさを増してくる。やがてその「養父」がチャン・ジヨンという名前であるというところまでは突き止める。

 一方、チャン・ジヨンはかつて女性のパートナーがいたが、別れてしまい、フィリピンまでパートナー探しに行ったのだが、レインに逃げられたことから、何とか徹底的に男の体になりたいと、色々試すが上手く行かず絶望の淵にいる。そんな中、彼女の「女性」時代付き合っていたことのある男と再会するのだった。

 そんなある日、ロイタンとレインは、養父が刑務所前の宝くじ売り場で働いていることを突き止めて会いに出かけるのだが...

 一応あらすじをある程度まとめるとこのようになり、おそらくはアイデンティティ探し、もしくは自分の帰属する場所を求めてさまよう人々の行く当てのない心象風景を描こうという意図の元に作られているのだと思う。しかし、物語の構造がはっきり意識されて描かれておらず、言うならば一種の心象風景映像詩のような作りになっている。
 映像自体や音楽にはセンスの良さが感じられる。しかし、アート色がかなり強い作品なので、明確なストーリー性を映画に求める人には向かない。さらに画面構成は明らかに大画面で見ることを前提とした作りなので、小画面で見ると、ストーリーが明確でないことも加わって退屈なだけ。本作品の真価を知るためには絶対に大画面(最低限120インチ)での鑑賞が必要だ。鑑賞に映像リテラシーが要求される作品。

 ノ・ギョンテ監督はKAIST産業工学科を卒業後サムソン証券へ勤務。その後サンフランシスコ芸術大学で映画を専攻し、短編実験映画『還生』(2004)、『父と息子』(2005)を製作。多数の映画祭に招かれる。その後初の長編『最後の食事』で第11回釜山国際映画祭NETPAC賞を受賞し、本作が長編第2作。以上シネ21データベースより。

 なお、DVDに関しては"HDマスター高画質"と書かれている割には解像度はいま一つなのが残念だ。

原題『허수아비들의 땅』英題『』監督: 노경태
2008年 韓国映画

DVD(韓国版)情報
発行・販売:WIDE MEDIA 画面: NTSC/16:9(1:1.85) 音声: Dolby2 韓国語
本編: 90分 リージョンALL 字幕: 韓/英 片面ニ層 2009 年 12月発行 希望価格W

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