yohnishi's blog (韓国語 映画他)

アクセスカウンタ

zoom RSS 『メルシィ! 人生』 フランス映画

<<   作成日時 : 2008/09/23 12:29   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 これは社会学の教材になりそうな映画だ。
ストーリー紹介は下記などを見て頂くとして....
http://www.eigaseikatu.com/title/2463/
フランスのゴム会社の経理担当として20年間勤めてきた男。決して能力不足ではなく淡々とまじめに仕事をこなしてきたのだが、本人の自己アピール不足と自信感のなさから、リストラの対象になってしまう。この彼を「彼はゲイである」という偽の中傷文書を会社の上層部に送ることで、逆にリストラから救うという奇想天外なコメディ。

 ここで描かれるのは、本人は全く変わっていないにも拘わらず、周囲のレッテル張りによって如何に状況が変わってしまうかという問題である。つまり、E. ゴッフマンの言う「スティグマ」状況の好例になっている。ただ、これが日本だったり、アメリカでも保守的な州であれば、こういう状況が発生すれば、即悲劇にしか成りようがないのだが、そこは人権の国フランス。セクシュアリティの趣向の異なる人を差別することが、社会的にも、企業イメージ的にもマイナスになるということが徹底し(しかも、主力商品のコンドームの重要な顧客層の一つはゲイの人たちだ!)、それがネガティブキャンペーン転じて、自分を守るという逆転状況が発生する。言うならばマイナスのカードが集まりすぎると逆にプラスの価値に転じるような事態がおこることで、コメディが成立する。ただ、そのような状況はフランスでも最近成立したことであり、20年前はゲイであることを理由に解雇されることもあったことが映画の中で示されている。
 そんな中で、周辺の人たちの暗黙のコードが明らかになると共に、それと公的な価値観との矛盾、対立が浮き彫りになり、それがコメディとしての面白みを増すという、なかなか凝った作りとなっている。
 最後は前向きのハッピーエンドで後味も良い。
 原題のplacardは、押し入れ、クロゼットという意味と、古い意味で中傷(告発)文書という意味がある。監督は『奇人たちの晩餐会』のフランシス・ヴェベール。

原題『le placard 』 監督: Francis Veber
2000年 フランス映画


メルシィ!人生
キングレコード
2003-05-01

ユーザレビュー:
「クローゼット」とい ...
邦題も昔の小品ぽくて ...
なんと痛快なフランス ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
『メルシィ! 人生』 フランス映画 yohnishi's blog (韓国語 映画他)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる